第十五話、御琴寺
ゼーゼー、ハーハーと言う息の荒さが聞こえてきた。
レキト以外の皆は別に身体能力は悪くないが、レキト程体力が在る訳出はないので、息をすることで精一杯なのである。
「ははは(^∇^)、みんな体力ねぇのなwww 」
「煩、せェ・・・、体、力馬鹿、が!ゼーゼー」
"流石レキトさんです"とトナイが言ったがテルウは"体力『だけ』はエエもんなぁ"と挑発の様なことを言った。
「体力だけはってなんだよ(*`Д´)ノ!!!」
「ハッ!だってそーだろうがよ」
御寺についたのは良いのだが、何処に勾玉が有るのかは分からない。
・・・、と言うよりも、どうやって探せば良いのかが分からないと言う方が打倒だろう。
「ダァアアア!!!一体何をどうしたらいいんだよ!!」
「ウザいでホンマ、いい加減に黙れやレキト!シバいたろか?」
「レキトさん"は"シバかないで下さいよ」
『は』の部分を強調したトナイ。もしや、彼も黒属性かなのか・・・?
トナイ以外の五人は同じ考えを疑問に思っていた。
トナイはそうは思っていないようだが・・・。
「ン~、お前さんたちここで何をしとるんじゃい?ここは御琴寺じゃ・・・、人は早々入ってこんのじゃぞ?」
「御琴寺?」
行きなりお爺さんが話しかけてきたと思えば、突然知らぬ名の御寺の名前を行ってきた。
「すいませんが、御琴とはどういう意味ですか?」
「いいか?御琴とは・・・」
お爺さんの話が長かったため、内容をまとめると・・・。
1、霊感が特に強い人しかお坊さんになれないところ
2、霊感が強いイコール、それなりに幽霊とかが御琴寺に集まる場所
3、御琴は魂を浄化するための場所でもあり、その中には死神も含まれる