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第十四、謎の男と山道と回想
???side
?「ふぅ~ん勾玉ねぇ・・・」
謎の男は一言、誰にも聞こえないようにそ う呟いた。
彼は、ブラッシュとは関係ない。 しかし、敵でも『ミカタ』でもない。 レキト達は彼の事は知らない。
これから、キーワードとなる人物だとはま だ、誰も知らないのだから。
???side終わり
とぼとぼ、と山道を歩いている六人。
先頭は身体能力が優れているレキト、二番目は俺様腹黒なレキア、三番目はダンサーなアル、四番目は沈着冷静で慌てないテルウ、五番目は取材家なトナイ、六番目は笑顔が人一倍綺麗で明るいジンである。
何故山道を歩いているかというと、数十分前に至る。
~回想~
「ン~、見つからないっスね~」
「そうだな」
"あの・・・"という声が聞こえ、レキトとジンは後ろを振り返った。
?「勾玉なら、山奥の宿の近くにある御寺にあるという噂を聞いたことがある」
「何故勾玉を探してるって知ってるんだ?」
?「ククッ・・・、いつかわかるさ」
シュッ
「消えたっス!?」
謎の男が最後にいった言葉は、本当なのだろうか、その答えはまだ分からない。
~回想終了~