第十一話、ブラッシュ登場
「殺す、殺す、殺す、殺す、殺す、殺す、 殺す、殺す、殺す、殺す、殺す、殺す、殺 す、殺す、殺す、殺す」
ビュ
バシュッ
先程と打って変わり、物凄い速さで攻撃を 仕掛けてきた猫。 それに対し、レキトは目を見開くばかりだ 。
プツ
何かが切れた音だ。
一体、何が切れたのだろうか・・・。それ は・・・・・・・・。
レキトの頬だ。
「マジかよ・・・」
ニヤッ
「クラウディア、ご苦労様・・・後は任せ ろ」
「ミュー、ご主人様」
シュッ
クラウディアはフリージアの命令で猫の姿 に戻った。 フリージアはクラウディアをひと撫でする と、レキトに近付いた。
「お前を」
「この場で」
「殺す」
上から、フリージア、プリムラ、イザミだ 。
ガササッ
「そんなん、させへんわ!あんさん、俺等 の能力、舐めたらアカンで」
「!!?誰だ!!!」
ガサゴソと出てきたのはテルウと双子の兄、 レキアだ。
ガサッ
「名前を訪ねる時は自分から、ですよね」
「探したっスよ、ブラッシュ」
「そうだよ」
ジン達も出てきたようだ。
「・・・、フリージア・・・、此処はいっ たん離れるべきや・・・」
「プリムラ・・・そうだな」
「し、仕方ないわね!今度会ったときはア ンタ達なんか、ミンチよ」
「「「「「レキアとキャラ被ってる」」」 」」
全員が一致して声を出した。レキト達。 レキアは浮かない顔をしている。
そして、イザミも浮かない顔をしている。
「俺様の真似すんじゃねぇよ」
「何言ってんのよアンタこそ真似しないで よ!しかも、俺様?ハッ、馬鹿じゃない?」