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第一話

目を覚ますと俺は大きなベッドの上にいた。

部屋は暗く、明かりは窓から漏れる月の明かりだけだった。

体を起こして周りを見ると病院ではないようだ。自分の手を見ると、明らかに前より小さい。立ってみても視線が低いというのが明らかだ。近くにある鏡を見てみると、そこには前の自分とは似ても似つかない3,4歳くらいの整った顔立ちの男がいた。ラノベ好きの俺には状況は簡単に理解できた


「よっっっしゃ――――――!転生キターーーーー!」と叫びたくなるのを我慢し、部屋の捜索を続けた。外を見るとここは周りより大きめの屋敷の2階の一室のようだ。


ベッドのそばの机の引き出しの中を見てみると一冊の本が入っていた


「転生者へ」


表紙にそう書かれた本を窓のそばで開いて見るとこう書かれていた。


「転生者へ


いきなりのことであなたは驚いているかもしれません。これは日本からこの国へ転生してきたあなたへ向けて神が書いたこの世界の基本的なことを書いた説明書です。ほかの人にこれは認識されません。……」この書き出しで始まっていたこの本には要約するとこう書かれていた。


・ここはゴルミドン国のミビヤ地方


・魔法や獣人、貴族や奴隷、冒険者などが存在するいわゆる異世界


・時間の流れ、単位等は日本(地球)と


・世界中で流通しているお金は1トニア(T)≒10円の単位


・ステータスやLv、魔物が存在し魔物を倒すとステータス、Lvが上がり、強くなる


・全員、行動や思考を補助する「スキル」を所持している。


「スキル」は人それぞれで発現する時期も異なりる。また、多くの人が発現し得る「基本スキル」と特定の一人にしか発現しない「特殊スキル」がある。


・スキルは普通、一人1~4種類程度持っている。


等々、ほかにも一般常識がすべて書かれていた。また、最後にこう書かれていた。


「……。そして、あなたには転生者特典と特別なスキルを授けます。また、『ステータスオープン』と頭の中で念じれば教会でしか見ることのできない自分のステータスを見ることができます。では、これから頑張ってください。」


これは……思っていた通りの異世界だなぁ。


まあとりあえずやってみるか。


「ステータスオープン!」


_______________________________________________________________________________________________


名前 ミビヤ キスケズトン


種族 人間  歳 3歳 Lv1



HP (体力)   40


MP (魔力)   47


STR(攻撃力)  37


AGI(敏捷)   29


DEX(器用)   31


INT(知力)   137 


LUC(運)    41




スキル


言語理解(一般)Lv1 ゴルミドン語を理解し、話すことができる。


学習  (特殊)Lv1 学習効率が少しだけ上がる。()




称号


転生者 異世界からの転生者がもらえる。(+「スキル」言語理解)




_______________________________________________________________________________________________




本によると3歳の平均値は31だからこれは良いほうだな。ちなみに18歳の平均は130らしい。地位力が高いのは前世の記憶のおかげか?スキル「学習」のおかげか?っていうか、スキル「学習」か。おそらくこれが特別なスキルという奴だろう。いやでも「学習効率が少しだけ上がる」って……もしかしなくても不遇スキルじゃねえか!くそー、こういう不遇系の転生かよ!……


いや待てよ、「不遇だと思ったらチートスキルだった」タイプかも


どっちだ?俺としては後者のほうが圧倒的にいいが、うーん分からん。まあどっちにしろまずはスキルのレベルを上げていくか。




つかれたな。ふう、この体だと疲れるのが早いな。いや、体力が低いせいか?


まあどっちでもいい、とりあえず寝よう。




そうして俺は眠りについたのだった

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