参考資料 レ・アース世界図と解説 2013.0817版
はじめに
ここでは「アルテ」の世界について、説明します。
まず、世界全体ですね。
この世界はレ・アースと呼ばれております。地球よりも少し小さい星で、文明の程度は私たちの地球の世界でいうと、1930年代後半くらいから40年代前半の世界です。物語中では新聖皇暦1142年6月1日となっています。
これはアルバートがスラシュクロス荘に帰ってきたのが6月だからです。新聖皇暦についてはいずれ説明したいと思います。
この世界は大きな大陸は三つあります。とりあえず、右大陸と左大陸と便宜上で分けています。後はテスタトリアですね。これはオーストラリアみたいなものと思ってください。
この図も略図で、実際はもっと複雑なはずです。
国の説明をします。
左大陸から、
「ドーバルキア」左大陸の大国で、農業国である。孤立主義を貫いている。
「リンシア共和国」民主主義に絶対的な価値観を置く国家、戦争続きの右大陸を尻目に、強大な国家になりつつある。
左大陸は右大陸からの移民によって出来た国である。ただし、我々のアメリカ的なものとはけっこう違う部分もある。
テスタトリア大陸から
「テスタトリア」東洋人的な容貌のハラレ人の国、ハラレ人はかつてはラサミア、ハラレアランド、アーランドも支配していたが、追われてここに集住している。ジャシーヤ・ルン、スラマヤ・ニキタリウスを生み、かつては魔術の民とも言われたが、現在は優れた工業国でガスキアと同盟関係にある。
右大陸から
「アーランド」永世中立国、海運業が盛ん。「ハラレアランド」王政で、ラサミアと関係が深い。熱心な新派、旧派問わず天上教徒が多い。マルクーア大聖堂がある。
「ラサミア王国」今のところ舞台となっている国、主人公アルバートの生まれた国、立憲君主制で、民主主義の国家である。ビーン諸島はスライデルに奪われ、飛行場を建設されている。
「南北ライス」スライデルによって解体、併合された。
「スライデル国家社会主義国」全体主義をとる、覇権国家である。革命によって旧支配層を駆逐して、強力な国家になった。ドイツ第三帝国を連想しがちだが、こちらの方が大きい。ヒロインのアルテミス・クラフトブルーはここを追われた亡命者である。
「聖皇国」バチカン的な国家、天上教の総本山である。マルクーアを崇拝している。
「ガスキア共和国」誇り高きガスキアであるが、同盟の障害になっている。
スライデルに狙われている。
「スラレバトス社会主義国家群」社会主義の国家群である。人口が少ないが、社会主義革命後、急速に発展している。
ラサミア王国図を説明します。
基本情報 国家元首 フィリップ三世 総理大臣 パルデ・リー 面積 250000キロ平方メートル 人口 約6千万人
アルバートの生まれた国であり、物語の始まりでもあるこの国は複雑な歴史のもとに誕生しました。先住民の支配と占領者の支配と言う構造です。
例えば、首都プリンストンは征服者が名づけましたが、現在でも実際はターゴと呼ばれています。今は征服者の子孫が国王、貴族、地主、資本家になり、先住民は労働者や農民です。これが一種、重苦しい階級対立になっています。そのため、社会主義が勢力を伸ばしています。その辺は物語本編では描かれていません。
この図の下にある「スラシュクロス・ホール」が出発点です。現在、アルバート一行はプリンストン、いやターゴに向かいつつあります。
スラシュクロス館周辺図を説明します。
アルバートの相続した領地は僻地ですね。イギリス貴族のカントリーハウス的なものを思い浮かべると理解が早いと思います。
スラシュクロス館はネオゴシックの新館と古城の残骸とも言うべき、フェリーの館からなっています。これらは小高い丘の上に築かれ、地形を生かしたロケーションになっています。下にはため池があり、ここにある管理小屋がアルバートの生家であり、アルテやジュリーの家になっています。
アルバートの母サリアは先住民の血を引くため、黒髪で肌の色も違います。アルバートはその形質を大分受け継いでいますので、貴族らしくないです。その辺の気まずさは想像してみてください。ここは物語では巧く書けていませんね。
スラシュクロホールといっても誰も分かりません。外部の人にはアマーストと思われています。なぜなら、アマースト大学があるからです。全寮制の名門大学です。ここは伯爵家の援助で出来ましたが、今や町の中心的な存在になっています。モデルは新島襄の卒業した大学です。
アマースト駅は日に六本の列車が来るだけの田舎の駅です。大学に配慮し町から外れて建設されました。勉学の集中を乱さないためにです。
謎の天才少女リンが講師をしている大学でもあります。リンは大学から学位を幾つも貰っています。大学ではそれにけちを付ける教員も多いようですが、リンには文句が付けられないようですね。
まあ、こんな感じです。




