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隠里の姫  作者: 柊 つばさ
帝国編
17/36

13

「人の子よ・・・。何しにここへ来た・・・」



どうしよう・・・。あまりの迫力に足がすくんじゃった。



私がこの場所に来たのは異常を感じ取っていからだ。何故かこの場所に糸を貼ろうとしても貼ることができなかった。


糸を回収してみるとそこが焦げたような色をしてちぎれていた。



そこで疑問に思いここにきてみたのだが・・・。・・・そこにドラゴンがいたのだ。



本当どうしよう・・・。



ドラゴンは赤々とした炎のようで神々しく、とても綺麗だった。目はまるで世の全てをその色の炎で包み込んでしまうかのような紅をしておりその目もとても綺麗だった。思わず・・・見とれてしまった・・・。



「・・・、我の声が聞こえぬのか・・・」



「いえ、申し訳ありません。貴方様のような方を初めて拝見したものですから」



私はハッとしてしゃべった。決して彼らを刺激してはいけない。彼等神獣は人間を下に見ているし、人間は彼等を崇めている。だからこそ彼等がここにいるのは凄くまずい。依頼が達成できない可能性が一気に落ちたと言ってもいい。



「この度は知らぬことだからといい貴方様の庭に土足で入ってしまい誠に申し訳ないと思っております。しかし、この森のものが、我ら人間の領域を犯したのもまた真実。出来ることならば貴方様のお力添えをいただきたいと思っております」



「ふむ・・・、つまりは我から奴らに命じろと言いたいのだな?」



「はい。・・・ですから、・・・一時的な契約を私と契約しませんか?」



「・・・契約・・・だと?」



これはかけだ・・・。これで機嫌を損ねれば戦闘に入ってしまうが上手くいけばこれでここの土地の安定は約束される。



ドラゴンに会うのが私で良かった・・・。火蓮は交渉には向いてないし、龍騎は言葉巧みだが・・・、まだ経験が足りない。


・・・本当、会うのが私でよかった。



さあ、どう答える?答えようによっての攻略法はある。

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