密談
トーナメント戦が終わった後、家に帰ったら、シークレットとイオリ、リフがいた。イドは見当たらなかったけど、何か重要な話をしていた。ボクはその話が気になり、最近習得した、気配を薄める能力を使った。ちなみに、称号の特殊能力の一つを使ってみたかったと興味本位もあった。
リフは深刻そうな顔でイオリとシークレットに話している。
途中からしか分からんがちゃんと聞こう。
「組織が動き始めてきたみたい、狙いはやはり、ユキだった。」
「やっぱ少年の能力が欲しいんか」
「まあ、ユキの能力は俺でもめちゃ良い権能能力をもっているしね、」
「今後、更に組織が強く動き始めてしまうかもしれない。ニイとも協力して、組織を倒しつつ、ユキを守ることが大事だと思うの、だから、イオリ、シークレット、サバイバル試験の時に組織が動くかもしれないと想定内して、試験に挑んでほしいの、」
「要するに、あの少年を強くすれば良いのだろう?じゃあ、毎日は厳しいけど、週3回は稽古してやるよ、剣術と称号の使い方について、」
「ん、ありがと」
「俺はこれから士郎様に会いに行き、稽古をつけてもらいます。1週間学園を休みたいのですが、許可をお願いできませんか?」
「ん、いーよ、許可する、でも強くなってきてね、そうしてもらわなきゃ意味がないし、まあ、ニイなら、イオリの悪い所がわかるかもしれないし、必然的に強くなれるね、」
「ありがとうございます。」
「そういや、アカリはどこにいんだよ?こういう大事な時は集まるって決めてるんだろ?」
「そうね、でも今彼女はニイと同じ行動をしているから、集めることに呼ばなかったの、」
「なるほどね、士郎と何をしているのかとても気になるが、アカリは突発的な奴だから、ここに居ても意味ねぇか、ハハ」
「じゃあ、とりあえず今後の方針は決まったから、各々頑張るように」
「「おう!」」
ボクを狙う組織がいる、やっぱこの称号の能力を特殊すぎたんか、サバイバル試験で、何か仕掛けてこられるかもしれないから、新たな能力をコピーしに冒険した方がよさそうだな、
ボクの称号は『黒神』
権能能力 コピー能力70% 影を操るもの 自動回復15% 全属性適正
組織についてはリフの兄、士郎が主人公の物語に大きく関与する話になります。
ちなみに転生者です。
まだ、設定など色々考えており、完成次第、徐々に投稿していく予定です。