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マイナーでも勝ちたい!  作者: オンクス
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 FWAOにログインが成功し、まずは初期設定からだ。


 目の前に画面が出てきた。プレイヤーネームと書かれた下のボックスに [ スピ ] と入力した。

 スピは得意ジョブのランサーの英語名、spearからとった名前だ。


 次にジョブ選択だ。

 このFWAOのジョブはソードファイターやウィッチなど、いろんなジョブがある。

 その中で私はランサーを選ぶ。

 VRMMOを始めたばかりのころはいろいろな武器を使っていたが、ある時から槍の魅力にハマって、それからというものずっと槍系の武器を使っている。


 最終確認画面で [はい] を押すと、初期設定画面が崩れ始め、白い光と共にどこかに飛ばされる感覚がした。

 ゲームが始まった。


 気が付くと街の中の広場のようなところだった。

 ヨーロッパの街並みのような建物が連なっていて、その建物にはそれぞれ[武器屋]、[道具屋]など看板がぶら下がっている。

 周りには他のプレイヤーがたくさんいる。殆どのプレイヤーが私と同じような格好に自分が選んだジョブの武器を持っている。


 そこにいきなり小さなドラゴンが私の前に現れた。

 ドラゴンといっても、サッカーボールぐらいの大きさで背中に小さな羽がはえてるのと、小さな角があるぐらいで青色のかわいいやつだ。

 やっぱりこういうマスコットキャラクターは小さ可愛いドラゴンと相場は決まっているのか、などと考えてると、そのドラゴンは私に話しかけてきた。


 「はじめましてガイ~このゲームの案内役のガイドラだガイ!スピちゃん!よろしくガイ〜」

 「ガイドラちゃん。よろしくね」


 このガイドラという小さ可愛いドラゴンはチュートリアル的な役割を果たしてるらしい。ふわふわ浮いてる姿に愛着がわいてくる。


 「OKガイ!早速だけどFWAOのゲーム説明をするガイ!まず始めに左下の四角いマークがあるのが分かるガイか?そこに意識を集中させるガイ!」


 言われた通りに意識を集中させると自分の目の前にふわっと画面が出てきた。そこにはステータス、アイテム、フレンド、マップなどいろいろな項目がある。


 「画面が出てきたと思うけど、それはメニュー画面ガイ!まずは最初にステータスの説明からするガイ。説明っていってもほとんど見たまんまのものだガイでHPは体力、APはアタック、DPはディフェンス、SPがスピードでMPがマジックポイントで、名前とレベル、HPはステータス画面を開いてなくてもプレイ画面の左上にあるのと同じガイ〜」


 こんな感じのステータス画面が自分の前に出てきた。

ーーーーーーーーーー

スピ  ジョブ:ランサー  レベル:1


ステータス HP:10

      AP:12

      DP:7

      SP:16

      MP:5


武器 ノーマルランス


装備 ヘッド:ーーー

   ボディ:ーーー

   レッグ:ーーー

   シューズ:ーーー


スキル スロット1:ーーー スロット2:未開放

ーーーーーーーーーー


 「まだ始めたばかりだからレベルは1で、ステータスはアタックとスピードがジョブ補正で高い感じか...その分ディフェンスとかは低くなってるってこと?」

 「そうガイね~レベルを上げるともっとステータスが上がって強くなるガイ!頑張ってどんどんレベルを上げるガイ~」

 「スキルとかはまだないけど、どうやって習得できるの?」

 「スキルはあるレベルに上がると貰えたり、アイテムを使って覚えることができるガイ。スキルスロットは今は2つしかないけど、これもレベルを上げるとたくさん開放できていっぱいスキルを覚えれるガイ~」


 それからガイドラから他のメニュー画面の項目や、街にあるお店についてなど、いろいろと説明を受けた。

 どうやらこの街はゼントラルという名前でマップでは中央にある大きい街らしい。施設などもガイドラに聞いたところだと大体揃っていて、まだレベルが低いしばらくの間はここにいてよさそうだ。


 「ガイドラちゃん。ありがとうね!」

 「スピちゃん!またねガイ~」

 そう言うとガイドラは遠くへ飛んでいった。


 まずは一緒に来た陽輝と純也との合流だ。

 フレンド登録を先に済ませておけば楽なことは楽なんだが、こんな最序盤からパーティーを組んだらかえって邪魔だ。

 この広い街で2人を探すか、一人で先にモンスターを狩りに行って別の日に合流するか。

 何でゲームを始める前に連絡とってたのに決めとかなかったんだよ!何年ゲーム一緒にやってるんだよ!と一人でつっこんでると

 「おーい!スピー!」


 私を呼ぶ声が聞こえた。ハルの声だ。

 「ハル!よくこの人の中見つけれたね」

 「ジョブがランサーの奴殆どいねえから背中に背負ってる槍で一発で分かったぞ。じゅん...じゃなくてサバもいるぞ」

 「お前何年ゲームやってるんだよ...俺もついさっき偶然会ったんだ。まあ俺たちのジョブが少ないからすぐ見つけれたと思うけどな」


 そんな二人のジョブはハルがバーサーカーでサバがアーチャーだ。

 ハルは少し可愛く見える片手斧を持っていて、サバは弓道で使いそうな弓矢を背負っている。


 「とりあえず今のとこはフレンド登録だけしといて別行動でレベル上げでもしようか。その方が効率がよさそうだ」

 サバの一言でとりあえず3人でフレンド登録を終えた。


 「じゃあ先行くけど、序盤のモンスターにやられてリスポーンとかするなよ?」

 「そういうお前がやられるなよ?俺も行ってくる」


 そうして二人とも村の外に向かっていった。ハルは走って行ってもう見えなくなっている。

 私も外に向かって歩き出した。

更新遅くなってすみません...

最後まで書くので気長に待ってくれるとうれしいです!

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