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プロローグ:おはよう優しくないセカイ

ランキング100位くらいをウロウロしてたソシャゲがあって、私はそれが好きだった。


衰退したセカイで。退廃したミライで。私は楽園を探している。

そんなキャッチコピーのついたゲーム『ファウンド・エデン』


主人公はイヴという名の少女。

イヴはアダム候補と呼ばれるバラエティに富んだ美形の青少年達――俗にいう攻略キャラと共に、黙示録の再現を目論む堕天使と戦いながら楽園を探し求める。

美形キャラと絆を深めつつの嘗て栄華を極めた都市や世界遺産の廃墟を巡る旅。

要するに恋愛シミュレーションを絡めたRPGで、美麗なイラストや結構なイケボを集めた声優陣、重厚なストーリーにハートをすっかり撃ち抜かれた私はコンスタントな課金を重ねる程度にハマったのだった。





「失敗だ」


硬質な声が響く。


「処分しよう」


冷徹な声が応える。


頭上で繰り広げられる無情な展開に、があんと頭が殴られたかのような衝撃と痛みを自覚して、同時に朧気な感覚が段々とはっきりしてくる。

私はこの場面を知っている。

スチル画で見た。


二人の研究者はトゥーブとヴァーラ。トゥーブが男のような外見で、ヴァーラが女のような外見。

彼らが見下ろしているのは、人類復興の萌芽となるはずだった人造生命体(ホムンクルス)の幼女、リリス。


彼らの残酷な会話を聞いて、リリスは心の内でこう叫ぶ。


ちがう、ちがう、やめて、おねがい。

わたしは、しっぱいなんかじゃない。



でも、そのスチル画と違って、今は視点が俯瞰になってない。

トゥーブとヴァーラの無感情な眼はこちらに――私を見ている。


え? どういうこと?

疑問と一緒にもう一度、があんと衝撃がやってきて、私は意識を失った。

何となく、孤高じゃなくて気高くもない、攻略者以外の周囲から理解を得られない、

乙女ゲーの逆ハー目指しちゃう主人公的な八方美人ビッチ悪役令嬢への転生モノを書いてみたくなって創作始めました

が、早くも令嬢じゃないという大層な脱線をしてしまったという…

私はどこへ突き進もうというのか…

気長にお付き合いください

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