ルンキ姉さんのラボ2
モグに抱かれラボを案内してもらっていると、真っ暗な部屋に連れてこられた。
「ちょっと待っててくれよ、ボタンってどこだったけ」
モグに抱かれながらモグは何かを探していた。
「あったあった、えっとこのボタンを押してっと」
モグがボタンを押すと部屋が明るくなった、すると近くからにゅるにゅるした生物が俺の体を触ろうとしてきた。
「あっ、あっ」
「ごめん、ごめん、アクセス権を作るにはこうするしかないんだよ、少しだから我慢してくれ」
触れるのが嫌なので暴れたらモグに止められた、にゅるにゅる生物に体を掴まれ、体全体ににゅるにゅるを感じた。
「うぅぅぅ」
「ああ、泣かないでくれ、ほらもう終わったからな」
にゅるにゅるに解放されるとすぐにモグは俺を抱くと揺らし泣き止ませようとしてきた、いや別ににゅるにゅるとか苦手じゃないから本当だから、一体俺は誰に説明しているんだ。
「ふぅ、アクセス権が出来るまでまだ時間はかかるし、次はどこを案内してやるかな」
「あぃう」
「ん、あそこはダメだなあそこはルンキ嬢ちゃんのサイエンスルームって言ってな、まあ俺たちロボットや魔道具が作られている場所なんだよ」
そんな場所なら見てみたいが、確かルンキ姉さんが危険と言っていたので、今回は遠慮しておこう。
「おっここならいいだろ」
するとモグは開いている部屋に入った、そこは見たことがある場所や行ったことある場所が映し出されていた。
「ここはな監視室って言ってな、この街が危険にならないようにここで監視してるんだ、まあそんな危険な事なんて起こらないけどな」
するとクラ姉さんが映し出されているのを発見した。
「あぅあぅ」
「どうかしたのかって、クラの嬢ちゃんか、よし大画面で見せてやろう」
モグは映し出されている画面を全て消すと、クラ姉さんが大画面で映し出された、さっき危険な事を監視してるって言ってたのに、勝手にこんなことしていいのか。
「クラ嬢ちゃんの相手は知らない子だな」
クラ姉さんは剣を構え誰かと対峙しているみたいだ、対峙している人には見覚えがあったパーティーの時に俺の頬っぺたを伸ばした女性だった、やっぱり姉さんと知り合いだったようだ、今からクラ姉さんが仕掛けようとしている所で、大画面にルンキ姉さんの顔が映し出された。
「モグ、ミグリのメンテナンスが終わったからメンテナンスルームに来て、後勝手に監視室をいじくらない」
「はいよ、残念だったな、あの続きが気になるなら家でクラの嬢ちゃんにでも聞きな」
その後部屋から出ると、モグはルンキ姉さんに言われたメンテナンスルームに行くと、さっきまで氷に包まれていたミグリが動き出していた。
「お帰りユウ、どうだった私のラボは楽しかった?」
「ぷぅぷぅ」
「え、ユウなんで怒ってるの?」
「クラ嬢ちゃんを見てるのを邪魔されたからだろ」
「ええ、ユウ機嫌直してよ」
ルンキ姉さんは見つめてきて、悲しそうな顔になる、まあそんな怒ってもいないけど。
「そうだ、さっきミグリのメンテナンスのついでにいいもの作ったんだよ、じゃんくまちゃん」
ルンキ姉さんが取り出したのはくまだった、見た目は小さいが二足歩行で立ち上がり歩いていた
「まだ歩く事しか出来なくて試作段階だけどね、ユウにプレゼントするよ」
「あぃや」
ルンキ姉さんはくまを俺の手に預けてきた、まだくまの方が手よりは大きいので取りこぼしそうになるのをルンキ姉さんが支えてくれた。
「おっと気を付けなよ」
「よければ私がお持ちしますユウマルシェルナシー様」
するとミグリが喋りだしくまを取っていた、確かにミグリはさっきとは違い元通りなようだ。
「ありがとねミグリ、それはそうとミグリ誰かにこのチップを埋め込まれなかった」
するとルンキ姉さんは小さなチップをミグリに見せていた。
「いえ、そんな物埋め込まれた記憶はございません」
「なんだルンキ嬢ちゃんが埋め込んだじゃないのか」
「私じゃないよ、ミグリのメンテナンスしてるとこのチップが頭に埋め込まれてたんだ、多分これのせいでミグリはおかしくなってたんだよ」
「そのチップ一応解析しておこうか」
「お願い、ミグリのメンテナンスも終わったし、家に帰ろうかユウ」
「おっそれじゃあ俺とも一旦お別れだな、また会おうぜユウの坊っちゃん」
ルンキ姉さんに抱かれると、モグは俺の手にハイタッチしてきた、なんか男の友情みたいだな。
「それでは先輩また今度お伺い致します」
「へへミグリって名前貰ったんだろ、いい名前じゃないか、今度暇な時でもいいからユウの坊っちゃんと一緒に遊びに来てもいいからな、でも今度は変なチップを埋め込まれるんじゃないぞ」
「はい、以後気を付けます」
ミグリはモグに向かってペコッと頭を下げていた、そうかミグリはモグの後に作られたんだから後輩なのか、それでモグの事を先輩って呼んだのか。
「家に帰ったらお昼だしね、ミグリご飯の用意出来る」
「お任せ下さい、とても美味しいご飯を作ってみせます」
ミグリも元通りになり、胸を叩き自信満々に答えていた。




