表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
6/13

週末のダンスパーティー アランside

ダンスパーティーのバルコニー。

リズ達が去った後のエリックとアランのやりとりです。


バルコニーからリズとアルフレッドが立ち去った後、エリックは

心底呆れたような顔でエリックがアランを見た。



「お前、リズがあそこで聞いているのを知っててあんな事言っただろ?」


「何の事かな?俺にとってもエリックにとっても大事な大事な(お姫様)だろう?」


何を言ってるのかわからないと言ったような顔でアランは答えた。


「本当にお前は素直じゃないよな、リズの事が好きで好きで仕方ないクセに」


このとてつもなく不器用な従兄弟をどうしてくれようか。

エリックは苦虫を噛み潰したように表情を歪めた。



「小さな頃からリズの夢はアルのお嫁さんになる事だって、お前も知ってるだろ?」


「知ってるさ、でもリズが好きなのは優しくていつも甘えさせてくれる『アルお兄様』だろう?」



リズがアランを好いているようにアランも幼い頃よりリズの事が好きだった。

だが、子供ながらにアランはリズに良いところを見せたいあまりに格好いい優しいアルお兄様を演じていたのだ。


本当の自分はとても臆病で皮肉屋だ。

リズに好きになってもらおうと懸命に優しい優しい従兄を演じていた。


リズに優しくしたい、一緒にいたい。


でも、本当の自分を知ったらリズは自分から離れていってしまうのではないか。

こんな自分よりも、穏やかなアルフレッド殿下といた方がリズは幸せになれるのではないか。


臆病な自分は逃げたのだ、リズから。

ーそして、自分の気持ちから。




これで良かったんだ。

俺はいつも、リズの幸せを願っているから。







評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ