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七話 捨て石

 その瞬間に至るまで、何の問題もなく、リーダー格は向かっていたはずだった。勝利という名の黄金郷へと、ひた走っていたのだ。


 メイン・モニターには相変わらず体勢を崩したままのドズールが映ったままだったし、ロックオンを告げるアラートも鳴ってはいなかった。なにより、彼の〝勘〟が勝利を確信していた。

 だから、危機感なんてなくて、むしろ穏やかな気持ちで右手元のレバーを操作し、ヴァルムを動かした。ちなみにいうと、妙に腹が減っているのに気が付いて、ドームに帰ったら行きつけのレストランで、金星イモのステーキでも頼もうかと考える余裕さえあった。


 勝者の気分でE.デバイスが振り下ろされていくのを見送っていた。

 モニターの向こうである。淡い光の粒を振りまきながら、無造作に奔っていくのを他人事のように見ていた。狙ったのは胴体部──正確には胸部にほど近い辺り、つまりはコクピットだった。骨董品は相も変わらず体勢を崩したままだったし、間違いなくこれで決まったと思った。

 そしてついにE.デバイスが振り抜かれ、光が尾を引いた先に、奴の左腕が斬り飛ばされるのを見た。──つまり、回避されたということだ、この土壇場で、必殺を期した一撃を。


 だが、リーダー格は焦らなかった。所詮は敗北者の悪あがきだと断じて疑いを持たなかったのだ。

 手応えはあったのだから、焦ることはない。身を躱されたのなら、当たるまで殴ればいい。実にシンプルな真理だ。幸いにして相手は手負いだった。

 けれど、そうやって結論して勇んでみても、今度は追撃をかけることができなかった。回避されたことを認識した次の瞬間にあの甘ったるいような声が聞こえて、続けざまにガツンッと、とんでもない衝撃がリーダー格を襲ったからだ。

 コクピット内部の壁へとしたたかに頭をぶつけて、ヘルメットのバイザー部分にひびが入る。

 身を刻むような苛立ちを励みに、痛みを押し殺し、なんとかサブ・モニターが映した映像を見やってみれば、真っ赤に濁った一つ目がこちらを見下ろしているのがわかった。手にした対装甲ダガーの、回転鋸チェーンソーのような刃が不吉に廻っている。


 ──ああ、まんまと誘われたのだ。


 奴の打った芝居に騙されて、吊り下げられたニンジンに飛びついたところを、背後からのショルダー・タックルで俯せに引き倒されて、馬乗りをされた。

 そういう風に本能的な部分で〝感じ取る〟ことができても、理性的な部分が納得をすることはなかった。単純に自身の現状を認めたくないというのもそうだが、ソレよりも何よりも、血も凍り付くような恐怖と生理的嫌悪感というやつに支配されていたからだ。

 それというのも、全てはあの対装甲ダガー! 装甲材を加工するのに使われるだけあって、その切れ味は保証付き。そんなにも物騒なものが自分に向かって振り下ろされるなど、まったく持って冗談ではないのだ。

 あのいびつ極まりない刀身に張り付いた、どこまでも殺意と悪意に塗れたようなギザギザ刃を見ていると、自分でも信じられないほどダイレクトに死のイメージが喚起されてしまう。背筋を伝っていく冷めた感覚はまるで、今まであったはずの熱く激しいものがどこか遠くへ逃げ去って、間隙を埋めるように忌まわしくも慄いたものが入れ替わっていくようだった。


「ゥ……あ、あァア──」

『あなたの動き。……びっくりするくらいすごかったけど──、ほんのちょっぴり、少しだけ……うかつだったみたいだね』

「ウアアアアアアァああああああーーッッ!!!」


 本能的に操縦桿を引こうと思った。キュルルルと不穏当な音をさせて迫る、あの恐ろしい順不同の二枚刃チェーンソーから、少しでも距離を取ろうと操縦桿を半狂乱になって掴む。

 けれど、レバーが重いのだ。フットペダルをいくら踏み付けても、あの紅い一つ目が遠ざかることはない。機体が加速しないのだ。

 理由は奴に体当たりをされた時、当たりどころ悪く駆動系がやられてしまったからで、彼自身もそれを〝感じ取って〟はいたけれど、脳が理解を拒む。それを認めてしまったならば、つまりその瞬間に死が確定するということ。だからこそ彼は躍起になったし、意固地になった。


 ──嫌だ、駄目だ、死にたくない。どうして俺だけがこんな目に!


『……だから言ったのに。やめた方がいーよって』


 少女の声が聞こえる。まるで他人事のような温度のない声だ。口先ばかりは気遣うようなことを言うくせに、止めを刺そうという手を止めるつもりは毛頭ないようだった。

 少女の囁くような声を掻き消す勢いでスピーカーからはブブブだのガガガだの、この世のものとは思えない音が聞こえてきて、それがまたリーダー格の恐怖を煽り立てる。


 ──そして。

 パワー・ダウンを告げる真っ赤なランプに照らされた狭苦しいコクピットの中へ、エルデナイトの追加装甲を削る不協和音が聞こえてくる。アレを抜かれてしまったらば、あとは彼のいる場所まで一直線だ。

機体損壊を告げるアラートが、リーダー格の精神を犯すようにけたたましく鳴り響く。彼は堪えきれず、頭を抱えて泣き叫んだ。


「イヤだ……! イヤだァーーーーッッッ!!!」


 しかし、いくら喚き散らしたところで、どうなるものでもないのだ。何故なら、あの残虐極まりない鋼の刃は、依然として迫ってくるままなのだから。

 不幸なことに(・・・・・・)、モニターなんか見なくても、奴の敵意も、動きも、余すことなくわかった。あれほどまでに倒錯的で、全能的であったはずの感覚が、今や彼自身に牙を向くモノとさえなったかのようだった。

 それは気が狂うような感覚で、例えるならば、どこか密室に押し込められて、その部屋ごと重機で押し潰されようとしている感覚といえば近しいだろうか。その上で、外せないヘッドフォンを装着され、目をスクリーンに釘付けにされて、自分のいる場所がどのようにして解体されているか、それを逐一見せられていくようなものともいえる。その苦痛と言えば筆舌に尽くしがたいものがあった。


「一体どうして、なんだってこんなことに──」


 思わず口をついて出た泣き言。

 けれどそれが言い終わるか終わらないかの間に、遮る大音量がある。

 相変わらずの対装甲ダガーのあげる咆哮と、食い千切られて内蔵部をつまびらかにしていく装甲の悲鳴とが、窮みに達するようなソレ。あるいは、アルミ缶をナイフで無理くりに引き裂いたような金切り声。

 要するに──突破された。



 ふと気が付くと、光が降り注いでいる。

 色がなく、輝きもない鉛の空の真ん中から、どこまでも澄んで、清らかで、瑞々しく豊かで、柔らかな光が照らしてくるのを、半ば夢心地の気分でリーダー格は目撃した。

 それは光の衣を纏い、慈愛の表情を浮かべ、彼に向かって両手を広げる童女だった。


 〝──おとうさん〟。


 その時、その瞬間。彼は見た、彼は聞いた。


 許す瞳。彼の一切合切を許容し、その上で父として慕ってくれるような──、彼が欲して止まなかった、ただ一つの〝理想よくぼう〟のカタチ。

 愛した女が死に、夢に破れ、兇賊に身をやつしてなお、唯一思いを馳せるモノ。


 ──ああ、そうだった、思い出した。どうしてこんなにも大切なことを忘れてしまっていたのだろう。

 はたして、そのことを自覚した瞬間、リーダー格は全ての呪縛から解放されるような感覚を得た。狂気とうそうしんに濁った瞳が、光を取り戻して、欲に溺れ、曇ったモノと転ずる──というか。端から見やるならば、どちらにしても、そう違いのあるものではなかったが。

 しかし当の本人にとってみれば、ソレは代えがたく大きな変化だった。


 そう──そうだ。俺はこんなところで死ねない。死んではならないのだ。俺のことを一人故郷で待っていてくれる、あの子の元へと、帰らねばならないのだから。でなくば、何のためにこんなアコギなことをしているのかもわからなくなってしまう。

 だから、俺は帰る。なんとしても、何をしても、帰らねばならない。戻らねばならない。

 だから、待っていろ。すぐに戻るから──。


「──シャーラ、俺は──」


 ──そして。

 半ば無意識的に伸ばした手のひら。あともう少しでその光に届くというところで、まるで拒まれるようにして、弾かれる。その拍子に、手のひらから二の腕までが消し飛んだ。

 はたして、リーダー格はその事実を認識する間もなく、続けざまに降って来た順不同の二枚刃ブレードに擦り潰されて、その未練に満ちた人生が終わったことにすら気付かぬまま、命を散らしたのだった。



 3



 ゴギュッ。

 コクピットを狙って繰り出された対装甲ダガーは、目論見違わずにソコへ突き込まれて、九機目のヴァルムを抉り抜く。そして、コクピットを潰されたソイツは、E.デバイスを振りかぶった姿勢のまま力を失い、のっそりと崩れ落ちる。

 そんな哀れな犠牲者を無感情に見送って、フィーアは嘆息するような息を漏らした。

 別段、回避をされてしまおうが、防御をされてしまおうが、叩き潰してやるという結果が先にあることを思えば、それらは全て何の意味もなさないことではあったけど、こうも手応えがないとなると、いささかばかり退屈に感じてしまうものだ。

 途中、妙に動きの良い奴がいたような気もしたが、むしろソイツを撃墜してからは、敵方の戦意の低下も著しく、そうなると、戦況というのは一方となる。敵にせよ、自身にせよ、一方的な展開というのは、フィーアにとって好ましいものではない。

 別段として被虐趣味の気があるというわけでなし、戦闘好きといういうわけでもないのであれば、楽をするに越したことはないというのも、フィーアとてわかってはいるのだが、どうにも、山も谷もない単純作業というのは、精神を削る。

 だからといっても、何がどうということもないのだが──。


『アヴィー!? クソッ、チクショウ! ふざけんな、ふざけんな化け物がァ―ッ!』

『よせッ、モーガン!』

(……怒っているように見せてるけど、怖がってるのを隠しきれてないなぁ。狙いがサンパツテキすぎて、あれじゃあ当たるものも当たんないよ。

 ──アレはほっといてもよさそう)


 悲鳴が混じったような怒声に、埋没させていた意識を浮上させれば、E.デバイスから乱射される光軸がいくつも見えた。一見して敵弾の密度は濃いようにも思えたが、ロクに狙いもつけていないようなものは、意に介するまでもない。

 腰が引けている奴を冷めた瞳で一瞥し、問題にもならぬと判断すれば、フィーアは弾幕の真っただ中を最短で突っ切っていくことを即断する。


「……たしかに。よそ見はよくないよね」

『──なッ!?』

「こんな風に──!」


 ビビってる奴を飛び越えて、冷静な奴へと急降下する。

 狙いは右肩部。ガゴシャンと踏みつけにした勢いを宙返りしつつ制動をかけて殺し、ズガガガッとコンクリートを抉りながら着地する。そして息つく間もなく回れ右のちブースト・オン。

 順手に握りしめたダガーを逆手に持ち直し、仰向けに倒れ込んだソイツへと上段からねじり込めば、直後、ギュグガガガと耳をつんざくような轟音が悲鳴のように迸った。


「いきなしオソイかかってくるようなあぶない人もいるし……。きけんがあぶない」

『ヒックスゥ! チクショウッ! ウワァーーーッッ!!!』

「……わ、いきなしあぶない」

『クソ、クソーッ! 消えろッ、悪魔めーッ! 消えろーーッ!!』


 ガギ、と対装甲ダガーを抜き取った時、ドズールに向けて背後からビームが殺到した。

 ヒステリックな金切り声を共にしながら破れかぶれの射撃をするのは、先ほど捨て置いたビビってる奴。「アクマとか化け物とか……さっきから聞いてると、なんだかさんざんな言われよう。傷付いちゃうなぁ」と思ってもないことを白々しく口にしながら、当たる弾だけを見切りつつ最小限の動きで回避していく。


 ──そして。

 ドヒュッ、と空気を破裂させる音だけ残して、ソイツの眼前へと移動した時である。そのヴァルムにとっては、ドズールの機動は瞬間移動のようにも見えたことだろう。

 滑るようにコンクリの上を機動し、右を軸足にして急制動をかければ、バチチと火花が散って、蛇がのたくったような足跡を残す。そのことを確認することもなく、フィーアは続けざまに、ドズールに上体をグルリと捻らせた。そして、逆手にしていたダガーを順手に持ち替えさせて、コクピットへと放つ。


 ──ズガッ。


『い……いやだ、死にたくない……っ。

──そうだ! 死にたくないぞ、死にたくない! 俺はこんなクソみたいなところでくたばりたくなんかねェーッ!』


 そして、鉄の骸をまた一つ、と見送った時、思わず、といった風に、敵から零れ落ちた言葉。


──死にたくない。


 始めは無意識に。けれど語るにつれて熱を持ってくる。無理にせき止めていたモノが、一度口をついて出てしまったなら、ソレは自覚を伴い、力がこもる。一人がそういう態度に出ると、もう止まらない。

 例えば、ジェンガ。重心になっていたピースを無理に抜き取ってしまえば、見るも無残に決壊するように、いとも容易く彼らは崩れ去っていった。彼らの結束ともいうべきか。


『む、無理だ……。あんなのに勝てるわけがねェーッ!』

『俺は降りるぜ! こんなモン、割に合わねえ!』

『クソッタレのオールマンに付き合って、くたばるなんざ無駄骨だ!』

(追撃を──……ッ!

 …………ううん。しなくてもいい……しなくても。誰に命令されたってわけじゃないんだし。

 ワガミカワイサってやつで逃げだしてくれるのなら、きっとそれが、一番だよね)


 逃げ惑う奴を虱潰しにする必要はない。

 〝思わず〟追い縋って攻撃してしまいそうになるところを、自分にそう言い聞かせることによって抑え、ほふっと深い息をつく。そう、無駄に人殺しをする必要はないのだ。

 例えばこれが、やれ、殺してしまえと命じられたことなら是非もないが、特にそういうこともないのであれば、命は大切にするに越したことはない。そう聞いたことがある。

 もちろん、まだ戦意がくじけてはいなくて、襲い掛かって来るようなやつがいたなら、容赦をするつもりはないが、少なくとも、逃げ去ってくれるというならフィーアに追うつもりはなかった。



 生き残りの近衛兵達が基地跡を尻目にして逃げ出すとなると、後に残るのは所属不明の輸送シャトルと十機の黒いヴァルム達だ。

 味方が追い散らされたと思って退却してくれるならそれが幸いだと思ったが、その望みは薄いだろうともフィーアは感じていた。十中八九戦いになる。勘に過ぎないことだったが、疑いはなかった。

 そうなると、気になるのはドズールのダメージなのだが、それにしたって、戦闘に支障が出るほどの手痛い損耗をしているとは──少なくとも、フィーア自身は思っていない。

 なので、彼女の意識は既に、蜘蛛の子を散らすように去っていくチンピラの方ではなく、高空に陣取る奴らの方へと向いていた。警戒心を強め、相手の出方を窺う。

 そこから数秒して、黒い機体の一つが身動きするのを、フィーアは見た。斬り裂くように空を滑る黒い影。それは今までやっていた哨戒機動とは明らかに違う、戦闘機動だった。

 ──ついに来たかと身構え、来たる攻撃に備えようとした、まさしくその瞬間だった。


『──へ?』


 ついにE.デバイスが発射され、けれどソレはドズールにではなく、まったく見当違いの素っ頓狂な方角へと飛んで行くのだ。うかつにも、どこへ、とフィーアがソレの向かう先に意識を向けてしまった時、基地跡を尻目にしようと無防備な背を晒す紫のヴァルムを見た。

 赤味がかった金のエネルギーが光の尾を引いて、さながら一筋の流星と化す。狙われたヴァルムは、背中から貫かれ、バチッ、と一瞬だけ火花が散らせて、弾けるように火の玉になった。

 呆けた声をあげたのは近衛兵の一人で、それはまるで、親しい友人からいきなり刺されたかのような、驚愕と絶望に満ちた声だった。


『ァ。は、え──? いったい、何が──』


 黒いヴァルムは答えない。けれど、殺意をもって示されるその行動こそが、これ以上ないくらいに応えているようにも思えた。さあ、今すぐに死んでしまえ、と。

 ソコからの展開は早かった。


 黒い奴らの操縦技術そのものはぎごちない感じに見えたが、連携は恐ろしく息が合っている。それこそ、同一人物が数を為したかのように。士気が下がりきり、逃げ腰になったチンピラ達には荷が勝ちすぎる手合いである。

 黒いヴァルム達はギュルンとフロート・ユニットについた超大型スラスターを吹かし、各々が思い思いの方向へと矢のような機動をして散らばっていく。恐ろしいスピードだった。

 バイザーのようなカメラ・アイを獰猛にきらめかせて、散り散りになって逃げる紫色のヴァルムへとE.デバイスを照準していく黒い奴ら。そして、それら砲口から紅金の閃光がいくつも飛び出し、私兵達はあっという間に撃ち抜かれていくのである。


 フィーアは困惑した。そりゃあ、実際に協同して襲いかかられたわけでないとしても、協力相手なのだろうという認識でいたわけだから、まさかこういう展開になるとは思わない。

 けれど、呵責なく、慈悲もなく、ましてなぶり殺しにするようなやり方を見てしまえば、認識を改めざるを得なかった。思い至るのだ。黒い奴らにとり、彼らは捨て石だったのだ、と。

 オールマンの手の者を相手にして、よくもやる、とは思ったものだが──。

 よくよく考えてみれば、奴らの母艦は輸送シャトルと思われるし、なら、黒い奴らは宇宙から来たと考えるのが自然だ。そうなれば、たかだか地球の一勢力に過ぎないオールマンごとき、顎で使うくらいには力のある背景があるのだろう。推測に過ぎないが。

 ただ、その背景とやらがどういった奴らなのか、とか、なぜ今この時に粛正を行う必要があるのか、とか、あるいは他にも疑問に思うところはあった。ただ、フィーアにすれば、取り立ててどうしても知りたい、というほどのことでもないので、深くは考えない。

 第一、知ったところで理解の出来る話とも思えないし。わからないのなら、差し当たって考えることではないのだ。

 設定的なもの


 トム・フランツ


 フィーアを襲った部隊のリーダー格。元は戦いとは無縁の職だった。金に困って今の職に就く。

 水商売の女に惚れて、内縁の妻的な感じの関係になった後、女の背負っていた多額の借金を肩代わりしたからとか、経緯なんてそんなもん。連れ子の義娘がいるが、嫌われている。救われない人物。

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