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僕とカフェダムールの喫茶店生活  作者: 兵郎
十一章 みんなでおばあちゃん家に行こう
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九十五話 みんなでおばあちゃん家に行こう⑨(アリアと清のお風呂編)

久しぶりの更新



「マジか。で、次誰行きます?」


俺は清さん達に聞いた。


「アリアちゃん、一緒にどうかしら?」


清さんがアリアさんに聞いた。この人、アリアさんまで誘うのか。アリアさんのことは苦手だと思っていたのに。


「ふん、悪くないわね」


アリアさんはなんと清さんの提案を承諾したんだ。


「嘘でしょ!?二人ともそんな仲良かったんですか!?」


俺は驚きのあまり声を上げた。


「いいに決まってるじゃない、女同士は最初仲悪くてもすぐに仲良くなるものなのよ」


清さんが色っぽく言った。女とはそういうものなのか。


「別に、そうでもないわよ。前よりはマシって思ってるから受け入れただけ」


アリアさんがドライに言う。


「そんなぁ。いいじゃない、すももちゃんの友達同士仲良くしてもー」


清さんが甘えるように言う。


「すももは関係ないでしょ。すももはすもも、あんたはあんたよ」


アリアさんがぶっきらぼうに清さんを指さす。


「ふーん、そういう割り切り方するのね。面白いじゃない」


「で、どうするの?行くの?行かないの?」


アリアさんが清さんに詰め寄る。


「行くに決まってるじゃなーい。さ、行きましょ行きましょ」


清さんがアリアさんの腕を引っ張る。


「ちょっと、引っ張らないでよ」


「お姉ちゃん意外と清さんと相性いいわね」


アリエが呟く。


その後出てきた清さんはやはり寝巻きも和服でアリアさんはネグリジェだった。


「ネグリジェ!?」


「ネグリジェとか正気かよ」


「今どきネグリジェとか着る人とかいるの?」


俺達は口々に衝撃の言葉を述べた。


「なによ、文句ある?」


アリアさんが怒ったように言う。


「おおありよ!」


それに対して声を荒らげたのはアリエだ。


「今回の旅行にそれだけは持って来ないでってあれほど言ったよね?なのになんで持ってくるのよお姉ちゃんの馬鹿!恥ずかしいじゃない!」


アリエが顔を真っ赤にして言う。そんなに恥ずかしいのか。


「いいじゃない、気に入ってんだし」


アリエの言葉を聞き入れないアリアさん。


「葉月の家族になんて思われるのよもー」


アリエが脱力する。


「うん、流石に大胆だね」


「いや、ありえないでしょ」


父さんとみかんが言う。


「だってさ」


「あー、うん」


アリアさんは二人の反応を見て目をキョロキョロさせる。


「ごめんなさい」


そしてすまなそうに頭を下げた。


「あら可愛い」


それを見て清さんが言う。寝巻き仕様の和服は普段より地味な感じだけど俺達から比べたら断然お洒落だな。

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