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僕とカフェダムールの喫茶店生活  作者: 兵郎
九章 坂原北高校文化祭
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七十三話 アリアの抱擁と葉月はアリエがお好き

今回は人前でハグを頻繁にするアリアと葉月とアリエの話です





あれから数日経ち、アリアさんはカフェダムールに出入りするようになった。目的はコーヒーを飲むためじゃない、そんなものは最早口実に過ぎないだろう。その証拠に…………。


「それでアリエがね、こう言ったのよ」


「なになに、なんて言ったの?」


アリアさんは楽しそうに店のスタッフと話をしている。その相手はすももさんだ、アリアさんのが若干歳上だが二人は年の差など関係なく親しそうに話している。年の差など、最初からなかったように。


話の出汁になるのはアリアさんの妹のアリエがほとんどだ。それゆえ、アリエが店にいる時は言われた本人は恥ずかしがる。


「ちょっと、なに話してんのよお姉ちゃん!恥ずかしいからやめてよね!」


とい風に。


「いいじゃない、可愛い可愛い妹なんだから。いじってこそ、華なのよー」


アリアさんがとろけるような表情で返す、ということもあった。本人の前でよくもまあこんなことも言えるものだ。


妹は好きだらこそ、可愛いからこそいじめたくなるのがアリアさんのサガである。特定の相手にのみ発揮するサディスト体質と言うべきか。


「むー、これだからお姉ちゃんはー。でも許してあげる、感謝しなさい」


だがアリエは寛大な心で姉の悪戯心を許した。普通なら自分の恥ずかしい経験を人に話されて許すものではないがそれが姉だから、可愛いと言われれば許してしまうのもまた、サガと言える。


「アリエー!あなたは本当に優しい子よー!いい子いい子ー」


「ちょっと、お姉ちゃん?!」


アリアさんがアリエに抱きついて頭を撫でる。


「若いもんが仲良くしてると、わしらもほっこりするのう」


「うんうん、あたしらもずっと仲良く出来るわぁ」


星宝姉妹の抱擁を見て常連の老夫婦が和む。



それは今日も同じ。毎日こんな茶番を繰り返されては流石に溜まったものではない。


「ハヅキ?難しい顔してどうしました?もしかして、ハヅキも高い湿度に耐えられない、ですか?」


シャロンが俺の顔を伺う。


「それも、ある」


「じゃあ、どこか痛いのですか?」


「痛いとすれば右腕だな。なんつうか、疼くっていうか………」


「右腕?」


「右腕が疼くとか中ニ病かよ………」


りんごが怪訝な目で言う。


「なぜ急にち、中ニ?という病に?」


「なんていうか、ただでさえ暑いってのに最近局所的に熱いところが増えたっていうか……………」


「熱い?やかんやコンロではなくてですか?」


「いや、そこじゃない」


どうやら俺の感じる熱さはシャロンには届いていないらしい。


「分かるぞ葉月、あれはあたしが見ても熱いぞ」


りんごが星宝姉妹を見る。


「せめて家でやれっつうの」


「熱い?あれがですか?」


そうか、西洋出身のシャロンには伝わるはずなかったか。向こうの国じゃハグなんて友達同士で会ったらやってもいいくらいだもんな、ハグなんて人前てやるの当たり前だもんな。変な期待をした俺が馬鹿だったわ。


「あら、そこの出歯亀さん達が見てるわね」


アリアさんが俺達が見てることに気づく。


「ちょっとー、見せものじゃないのよー!」


アリエが顔を赤くして怒る。


「いや、見せてるだろ」


「嫌なら外でやれ」


「外でやったらもっと恥ずかしいじゃない!」


「この辺りだとこの店が一番人口密度高いから外のが見られないんだ」


「近くに他の店もないからな」


「そういう意味じゃなくてー、うー」


「ちょっとー、なにうちの妹いじめてるのよー。妹をいじめていいのは姉のわたしだけなのよ」


アリアさんがアリエの前に立ち塞がる。


「やめてくださいそういうの、余計うずくんで」


「あー、ここ換気がいるかもなー」


りんごが手で顔をあおぐ。


「お二人とも熱いのですか?ハグはもう終わってますが?」


シャロンが首を傾げる。


「分かってたのかよ。いや、熱いのはハグだけじゃないんだ」


「え、熱い?ハグが?」


アリアが聞いてくる。


「熱いっていうか人前でやって恥ずかしくないのかよ」


「え、ハグって人前でもするものじゃないの?」


「ん?」


なにか変だな、反応がシャロンと同じだ。話が通じてないぞ。


「葉月、あいつらハーフじゃなかったか」


「ハーフ?あ…………」


ハーフ、つまり片方の親は日本人ではない。二人は金髪だからもう片方は西洋人、シャロンと同じ。


「すまん、俺達が変だった」


「ああ、人前でハグするのは当たり前だもんな」


俺とりんごは恥ずかしさでそっぽを向いた。


「なに今さら言ってのよー、人前でハグするなんて当たり前じゃなーい」


「え、そうなの!?人前でりんごに抱きついてもいいの!?」


なぜかすももさんが顔を赤くして驚いていた。


「姉貴、それやったら全力で殴るぞ」


りんごがすももさんを睨みつける。こいつの場合アリエと違って恥ずかしくてデンジャラスになりそうで恐い。


「ごめんごめん、そんな睨まないでよー」


すももさんが笑って謝る。冗談ではなくカルチャーショックにボケただけだ。りんごもそれは分かっている。


「やっぱり変ね、人前でハグするのて普通じゃないのかしら」


「いえ、恐らくわたし達だと思いますよ」


再び口を開くアリアさんにシャロンが言う。


「わたし、達?」


「平たく言うと、外国の方ですね」


「うそ、じゃあ日本じゃ普通じゃないってこと?」


「はい、特に日本人は感情を表に出しませんからそういう面でもやらないと思います」


シャロンが説明する。日本人の国民性まで知ってるとか流石日本好きだな、さっきのボケは明らかにわざとだな。


「じゃ、じゃあ、わたしは本来やるべきではない行為を二度も三度も、ああああ……………」


アリアが自分の行いに気づきみるみる顔を赤くする。


「もうお嫁に行けなーい!」


そして泣きながら店を出て行った。


「それわたしのー」


と呟くすももさんの声が聞こえる。


「お姉ちゃん!?」


アリエは姉の突然の行動に戸惑ってしまう。


「安心しろ、あの手のやつはすぐ戻ってくる」


りんごがアリエに言う。


「なんでわたしを見ながら言うの」


「なんでだろうな、姉貴がよく飛んでくからだろうな」


「そうですけどー、まあすぐ戻って来ますけどー」


りんごの言葉にすももさんが拗ねたように口を尖らせた。



少ししてアリアさんが戻ってきた。


「あ、戻ったきた」


「案外早いな」


「ちょっとお姉ちゃん、大事な妹置いてどこ行くのよー」


アリエが可愛いく頬を膨らませ文句を言う。


「別にどこも行ってないわよ、ちょっと熱くなったから外走って冷やしてきただけじゃない!」


アリアさんが言い訳のように言う。


「すいません、今度は普通に体温が上昇して熱いです」


「汗見るだけでも熱いな」


俺とりんごは手で首元を扇いだ。


「もう、まだわたしを侮辱する気?」


「とりあえず汗はこれでふこっか」


不機嫌になるアリアさんにすももさんが手ぬぐいを渡す。


「ありがと、あなたは優しいわね」


「そんなことないってもー、店の人がお客さんをいたわるのは当然だよー」


すももさんが恥ずかそうに手を振った。素でそういうことが言えるのがすももさんのいいところだ。


アリアさんが服の中に手ぬぐいを通して汗を拭っていく。もちろん胸や脇の下にも通る。そんな光景を見て興奮しない男などいない、手が空いていればつい凝視してしまうだろう。忙しくても目で追いそうだな。


「どうした?」


そんな俺を見てりんごが声をかけてきた。


「いや、なんでもないよ」


気づかれてないか?正直不安になってしまうな。


「まあいいや、あそこの爺さんにこのケーキ持ってっつくれ。あたしはこっち行くから」


りんごはそれ以上聞かず仕事を頼んできた。目標の爺さんさんを確認する、よくイチゴのショートケーキを頼む爺さんなのにスイーツ好きな人だ。コーヒーはブラックなので甘党ではない。


名前は一護、名前は同じだが死神代行ではない。苺だったら好物と合ってピンポイント過ぎるがそうでもない。音は同じだが。


「分かった、任せろ」


「ああ、頼んだぞ」


りんごと別れて一護爺さんにケーキを運ぶ。


「お待たせしました、こちらご注文のケーキです」


「なんだ、女の子じゃないのか。がっかりじゃのう」


爺さんが文句を言う。


「男で悪うござんしたね」


俺は嫌味っぽく言う。


「はっはっは、冗談よ冗談。そんな膨れんでくれ」


一護爺さんが笑って言う。そんな顔に出やすい性格だったか。さっきアリアさんを見た時はりんごに気づかれなかったのに。


「しかしあのアリアって子、めんこい子じゃのー」


一護爺さんがフォークですくったケーキを食べながら言う。めんこいて古い言い方だな、うちの婆ちゃんが昔から言ってなかったら俺も分からないぞ。


「ですね」


一人でいる時は無表情な俺だが馴染みの客にあの子美人じゃのーと言われると思わず顔がニヤけてしまう。


「特にあの、胸や脇の下にある汗を拭いてるの見てると元気が出てくるのー」


「ですよねー!」


思わず声まで大きくなってしまう。まさか一護爺さんと同じことを考えていたとは、興奮するのも無理はないな。




「ちょっと君嶋葉月!なに爺さんなんかに構ってんのよー、あたしにも来なさいよー!」


アリエが向こうから怒って言う。


「けどお前さんは、あの嬢ちゃんに好かれてるみたいじゃの」


それを聞いて一護爺さんが言う。


「みたいですね」


呼ばれてる、必要とされてると分かるとちょっと嬉しいな。


「お前さんも、嬢ちゃんのことが好きみたいだしの」


「ええ?」


一護爺さんに小声で言われて驚いた。俺がアリエを好き?なに言ってんだ一護爺さんは。


「お前さん、お姉さんの話した時よりも妹の方に呼ばれた時のが楽しそうにしてたじゃないかぁ」


一護爺さんがニヤニヤしながら言う。


「ええ?ええー?」


俺は思わず口の近くを触る。そんな顔してたかー?駄目だ、全く分からん。


「君嶋葉月ー!聞いてるの!?」


再びアリエの声が響いた。


「すまんの呼び止めて、早く行きな」


一護爺さんが俺を送りだす。


「はい」


俺はアリエの元に走りだす。


「ごめん、待ったー?」


俺は軽い調子で言ってみる。


「なにデートで待ち合わせた男みたいに言ってんのよ!ふざけてるの!?」


「わりぃ、待たせた」


怒られたので普通の調子で謝った。アリエに好かれてると聞いて調子に乗ってやってみたがやりすぎたらしい。


「お詫びに何かプレゼントしなさい」


「いや、それは困るっていうか………」


「冗談よ、そんな顔しなくてもいいじゃない」


俺の顔があまりに嫌そうに見えたせいかアリエが拗ねてしまった。


「ふふっ」


アリエが息が漏れたように笑った。


「なんだよ」


拗ねたと思ったら急に笑うとか変だな。


「別に、アイスクリーム食べたいなーて思っただけ」


「アイスクリーム?そんなメニューうちにあったっけ」


「え?」


アリエが目を丸くする。喫茶店なら普通あるだろう、アリエの婆さんが経営する店のメニューにもあったしな。


だがここはカフェダムール、今まで爺さん婆さんしか寄り付かない年寄りの寄合所みたいな店だ。


「悪いね、そんなガキが好みそうなもんうちにはないよ」


絹江さんが容赦なく言う。


「ちょっと、うちの妹が欲しいって言ってるのになんでないのよー。喫茶店なんだからアイスクリームぐらい置きなさいよ!」


アリアさんが抗議する。


「いやだね、あの女の孫のためならなおさら置きたくないわい」


なお拒否する絹江さん。商売敵の嫌悪感をここで発揮するとは。


「おばあ様は関係ないでしょー、おばあ様はー!」


「あのクソババアそっくりで上から目線なのがむかつくのう」


絹江さんがさらに嫌味を言う。二人の婆さんて上から目線なのか?あまり会わないけど。


「まだ言う気なの?!メニューが少ないどころか客の家族まで侮辱するなんて、なんて店なの!?信じられない!」


怒りのあまりバン!とアリアさんがカウンターを叩く。


「まあまあ落ち着いて。ポテト食べる?」


すももさんがアリアさんを宥める。


「はあ…………、食べる」


アリアさんは疲れたようにため息をつくと言った。


「わりぃ、アイスクリームやっぱないわ」


俺はアリエに謝った。


「いいわよ別に、あたしにもそのポテトちょうだい」


「あいよ」


俺はすももさんと一緒に台所に向かいじゃがいもを用意する。


「ありがとう葉月くん、あとわたしやるから向こう行っていいよ」


「すももさん?」


「アリエちゃん、待ってるよ?」


「ええ?」


なんで急にアリエが出てくるんだ?しかもすももさんの口から。


「いいからいいから」


すももさんに背中を押される。


「葉月?」


カウンターまで来た俺を見てアリエが不思議がる。


「いや、なんかお前が待ってるって言われた」


「待ってないし、そんなこと頼んでないわよ」


「さあね、あの人が言うのはそうらしいよ」


「ふーん」


そう言いながらなぜかアリエの顔は嬉しそうだ。


「君嶋葉月」


「は、はい!」


急にアリアさんに呼ばれかしこまってしまう。


「妹のこと、泣かしたら承知しないわよ」


「な、なんですか急に。まあ、人様の妹を泣かすなんてあったらまずいですけど………」


俺も妹のみかんが知らないやつに泣かされてたら許すわけないけどな。大事な妹が傷つけられたら怒るのは当たり前、なんだが…………。


「そういう意味じゃないわよ、全く鈍感ねぇ。それとも、自覚がないのかしら?」


アリアさんが苛立ちのような、からかうような視線を飛ばしてくる。


「はあ…………」


この人もそんなこと言うのか、ほんと…………どいつもこいつも…………。恥ずかしさで顔を片手で覆った。


「黙秘権を行使します」


「あら、それは肯定と受け取っていいのかしら?」


「どうぞご自由に」


否定するのも馬鹿らしい、ここは素直に認めよう。口には出さないがな。


台所からコトンコトン、というじゃがいもを切る音が聞こえる。この店のポテトはじゃがいもを皮ごと切るという変わった調理法だ、皮ごと揚げる分食べた時の音も歯ごたえがあって常連のジジババには好まれるらしい。これで年取っても歯が鍛えられるんだとか。


「なんだよ」


不意にアリエが俺の服を引っ張ってきた。


「別に、なんでもないわよ」


アリエはただ俺を見ながら微笑むだけだった。こんな俺の何がいいんだか。しかもかなり昔から、他のやつらに目移りもしないとか変なやつだよ。


台所からジュージューと油に揚げられる音がする、おしゃれな喫茶店というより軽い居酒屋のようだがBGMとしてはちょうど良さそうだ。



「はい、ポテト二人分お待ちどお様」


しばらくしてすももさんがポテトを二つ皿に乗っけて持ってくる。


「ありがとうすもも」


アリアさんがお礼を言う。


「どういたしまして」


ポテトを受け取った二人が食べ始める。バリ、サクサク、最初に食べる皮部分を食べる音がまた気持ちがいい。ただのサクサクじゃない、バリ、からのサクサクだ。これがないとポテトとは言えない。


ここのポテトが食べられるのを見る度他の店じゃ食べれないと思うほどだ。


「んぐ、なんだよ急に」


俺がポテトを食べる音をBGMに酔いしれてるとアリエが俺の口にポテトを入れてきた。


「なによ、食べたいんじゃなかったの?」


「いやここホストとかそういうんじゃ、あ…………」


言葉の途中でバリ、という音がしてなにも言えなくなった。サク、サク………、いい音だ、今日の晩御飯これだけ食べてればいいくらいいい音する………。


「やっぱり食べたかったんじゃない」


アリエが笑って言う。そんなものはどうでもいい、今はポテトを食うのが先だ。味付けに振った塩がいい感じに広がって…………。


「んん?」


俺は口の中に違和感を覚えた。ケチャップの味だ。


「なによ?なんか変?」


「これ、ケチャップついてね?」


ポテトの音に気を取られて気づかなかったがこのポテト、いつの間にかケチャップがついていた。皿の方を見ると端っこの方にケチャップが盛られていてアリアさんはそれをポテトにつけて食べていた。


「ポテトって言ったらケチャップじゃない、変でもなんでもないわよ」


「いや、ポテトつったら軽く塩振って食べるのが定石だろ。てか元々塩って味がついてんのにケチャップなんて足したら邪道だろ」


「はあ、邪道?むしろポテトなんてのはケチャップをつけて食べるものよ、塩振ったくらいで満足する方がおかしいわよ!」


アリエが怒って言う。


「なに言ってんだよ、マックのポテトだって塩振って終わりだろ。余計な辛みなんていらないんだよ」


「あたしマックいかないから分かんないわよ!」


「こっ、これだからブルジョワは………」


マックなんてファーストフード、わざわざブルジョワが食べるわけないもんな。


「あー、熱いなー、ただでさえ熱いのに店の一角が熱いなー」


「ごめんなさい、わたしも熱くなってきました………」


りんごだけでなくシャロンまで熱がってきた。


「はあ…………怒る気失せた」


食事に罪はない、忘れよう。


「んぐ、ぐ………」


また俺の口にポテトが投入された。


「いいから食べなさいよ」


「だからここは客が店員に食べさせる店じゃな………」


またバリ、という音の後にサク、と続くハーモニーが響く。塩味が広がって…………まただ。


「だからケチャップつけんなよ!」


邪道だと言ったばかりなのにこれだ。


「黙って、食べなさい!」


またもや突っ込まれるポテト。


「あー、熱い、ほんと熱いな」


りんごがわざとらしく言う。


嫌味ぽいが気にならない、なにしろポテトが美味いからな。ケチャップがついてるのは残念だが。





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