表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
僕とカフェダムールの喫茶店生活  作者: 兵郎
最終章 旅立ちの前
591/594

五百九十話 久しぶりのデートの約束



アパートに帰った俺はアリエに電話した。


「遅くに悪いな。今、話せるか?」


そう言う俺の舌は乾いていただろう。


「なんの用?」


答えるアリエの声は心なしか震えていた。


「明日の夕方、時間あるか?」


「えっ、でも勉強で忙しいんじゃ……」


アリエは察しがいいがすぐに躊躇いの言葉が出た。


「たまにはな。だからどっか遊びに行こうぜ」


「馬鹿、遅いのよ!」


アリエは怒っているがどことなく嬉しそうな声だ。


「ごめん、俺が悪かった」


「悪いと思ってるなら絶対満足させなさいよ!」


今度は嬉しそうな声が全開だ。なんだかこっちも嬉しくなっちまう。


「ああ、約束する」

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ