表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
僕とカフェダムールの喫茶店生活  作者: 兵郎
最終章 旅立ちの前
589/594

五百八十八話



「アリエちゃん、いらっしゃい」

「来たのか」


だがアリエは次の日も現れた。機嫌の悪いから来ないとは思ったが。いや、今も機嫌は悪いが。


「いつものカフェモカでいいか」


俺は恐る恐る聞いた。


「今日はブレンド」


「分かった」


機嫌の悪い彼女に詳しく聞くつもりはない、黙って準備を進める。


「え、我が主大丈夫ですか?!ブレンドは苦いですよ?いつもカフェモカの主が飲んで平気ですかぁ!?」


シャロンが思わず甲高い声でアリエに聞いた。


「うるさい、いいから持ってきなさいよ」


「うう、ごめんなさい」


アリエのきつい言い方にシャロンも思わず怯えてしまう。


「コーヒーなら今準備してるがどういう心境の変化だ?」


今度はりんごが聞いた。


「別になんにもないわよ。あいつに構ってくれなくたって逃げる気はないってだけ」


アリエは不機嫌なまま答えた。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ