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僕とカフェダムールの喫茶店生活  作者: 兵郎
最終章 旅立ちの前
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五百八十六話 葉月はデートの誘いに乗らない②



その日のアリエはずっと不機嫌なままだ。どうしようかと思ったがこれはあくまで俺の決断でやるべきことだ。


「なんか今日の主、面白くありません」


シャロンが呟いてしまう。


そうだ、できればこんなこと長く続けたくはない、が…………どうしたものか。


「葉月くんが決めたことだもん、仕方ないよ」


すももさんがシャロンに言う。これは………聞いてて辛いな。


「ごちそうさま」


アリエは不機嫌なまま会計を終え退店してしまった。


「追いかけなくていいのか?」


りんごに言われるが俺は首を振った。


今の俺に彼女を追う資格も求める資格もたい。正直、まともじゃあいられないがな。



★★★★★★★★



「聞いたよお兄ちゃーん、アリエと喧嘩したんだってー?」


その夜、みかんがよく言うようにからかってきた。


「まあ、な」


俺は否定する術を持たない。

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