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僕とカフェダムールの喫茶店生活  作者: 兵郎
十九章 三年生編
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五百八十一話 星宝家での夕食②



「だからあ、葉月のバイト先のまかないとほぼ味だって言ってるのよ」


アリエがバッと言ってやった。


「ええ!?うそぉ!?なんで?!パクったの?ねえ、パクったの!?」


みかんは凄まじい動揺で言った。


「で、実際どうしたんですか?ぱ、パクりですか、いやいや共同製作ですよね?」


俺は躊躇いがちに祥子さんに聞いてみる。


「なに言ってるのよ、一緒に作ったに決まってるじゃない」


「へえ………てことは昔は一緒に…………」


続きを聞こうとしたが口が止まってしまった。


「あんなことさえなければ、ねえ………」


なぜなら祥子さんはこう続けたからだ。しかも地の底から這い上がってきたような恨めしそう顔でだ。


どうやら祥子さんと絹江さんは昔は一緒だったようだかこれでは聞けないな。しかしここまでなるというとなにがあったのか気になってしまう。絹江さんにも聞きたいが今まで口にも出さなかったことを話してくれるのか?


「ねえねえ、なにがあったの?なんで一緒だったのに別れてるの?」


だがその質問をみかんは躊躇なく言ったのだ。これにはアリエや他の家族も口をあんぐりと開けてしまう。やはりこれは家族でも禁断の質問らしい、それを言ってしまうのか妹よ!

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