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僕とカフェダムールの喫茶店生活  作者: 兵郎
十九章 三年生編
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五百七十話 アリエのアルバム(アリアのも) ③



二人が言った通りそこからの写真ではアリエはあまりアリアさんと一緒のものがない。


「この辺りだったかしら、アリエがあなたのこと話すようになったの。かっこいい男の子に助けてもらったって、また会いたいって毎日のように話すのよ」


連次郎さんが持っていたのと同じ海での写真を見るとキャシーさんが言った。


「やめてよお母さんまで、恥ずかしいじゃない」


アリエは怒る気も無くして頬を染める。


「でもま、こうして会えたんだからいんじゃね?」


「そ、そうね」


アリエの頬は赤いままだが恥ずかしさではなく嬉しさが滲み出ていた。


「まあ、お熱いこと」


なぜかキャシーさんまでもが頬を染めてそこに手を当てていた。


しかし小学校の間はアリアさんとあまり映らない写真が続いたままだ。というか笑顔もあまり見なくなった気がする。


中学校に進むととキャシーさんが言った。


「確かこの頃に葉月くんと再会したのよね」


「ええ、その時から彼女には振り回されっぱなしですよ」


俺は昔を思い出しながら言った。

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