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僕とカフェダムールの喫茶店生活  作者: 兵郎
十九章 三年生編
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五百六十九話 アリエのアルバム(アリアのも) ②


今度映ったのはちょっと大きくなったアリアさんとアリエだ。二人は一緒に積み木をしていた。


「へー、二人ってこの頃から仲いいんですね」


「ま、まあね」


アリエは恥ずかしそうに言った。


同じページには幼稚園の入園式と思しき写真があった。


「アリアの時はお母さん行きたくないて泣きじゃくったんだけどアリエの時はお姉ちゃん一緒だから大丈夫て言っててちょっと寂しかったのよねー」


キャシーさんが当時を思い出しながら残念そうに言った。


「ちょっとお母さん、それは言わないでよ!」


アリエはまた恥ずかしそうに声を上げる。


「でも、どこら辺から仲が微妙になったんだ?」


ページを進めると小学校に入学しているがそれらしいものは見つからない。


「この辺りかしら」


アリエが示した写真は運動会のものでそこでのアリエはアリアさんと距離を置いて弁当を食べていた。俺は身長から学年を推測する。


「小学校高学年くらいか?」


「まあね、その辺りから兄弟や姉妹はあまり仲良くするのが恥ずかしく思えて来たのよ」


説明するアリエからは今までとは違う恥ずかしさを覚えた。


「うーん、思春期て親だけじゃなくて姉妹や兄弟とも距離を置くみたいなのよ」


キャシーさんが悩ましく言った。現状もあまり上手く行ってないらしい。

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