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僕とカフェダムールの喫茶店生活  作者: 兵郎
十九章 三年生編
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五百六十七話 アリエの昔の写真



「そうそう葉月くん、娘達のアルバムあるんだけど見る?」


「マジすか!ちょっと見てみたいです!」


キャシーさんが話題を変えると俺は思わず身を乗り出していた。


「ちょっとお兄ちゃんがっつきすぎだって」


みかんに苦笑されてしまった。


「いいわよ、そんなの。見ても面白くないし」


アリエは恥ずかしそうに言ってきた。


「なにを言ってるのよ、子供の成長記録ほど面白いものはないわ」


「俺も妹の古い写真はちょくちょく見てます」


俺はキャシーさんにうんうんと頷いた。


「ちょっとお兄ちゃん、そんなの聞いてないんだけど!」


みかんは立ち上がって怒りを表明した。


「ほう、君とは気が合うようだね」


すると連次郎さんがどこからともなくアリエとアリアさんと思しき小さな女の子の写真を取り出した。え、その服のポケットて写真入れてもしわくちゃにならないのか?上はポロシャツ、下はズボン、サイズと形状的に無理がある。


その小さい方、アリエの姿には見覚えがあった。


「あっ、その小さい女の子って、アリエですか?」


俺は思わず連次郎さんに聞いた。


「お、覚えがあるのか。そうか、確か君はアリエとはこの頃に会ったんだったね。あの時のアリエはとても可愛くてなー、それからはすっかり君の話ばかりするようになったんだよ。いやー」


「やめてよお父さん!もういいでしょ!」


連次郎さんは楽しそうに昔の話をするとアリエが顔を赤くして遮った。

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