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僕とカフェダムールの喫茶店生活  作者: 兵郎
十九章 三年生編
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五百五十三話 アリエ自宅への誘い



アリエの別荘から戻った数日後の夜、俺たちは営業の終えたカフェダムールで夕食を食べていた。


そこでアリエがおもむろに口を開いた。


「ねえ葉月、今度あたしの家………来ない?」


「はあ?!お前のって、別荘じゃなくていつも住んでる方のか?」


突拍子もない言葉に俺も仰々しい言い方になる。


「うわー、アリエちゃんだいたーん!」


「葉月の家にはいつも行ってるんだからわざわざ言うほどでもないだろ」


すももさんが黄色い悲鳴を上げるとりんごが否定した。余程滅多なことかやはりいつもと変わらぬか果たして………。


「うーん、それとはまた違う気がします」


シャロンがまた異を唱える。


どっちだよ。いや、やっぱそれ急というかとんでもないこと言ってないか?


「い、いつも住んでる方よ」


アリエは顔を赤くして答える。


「そ、そうか」


俺は震える目で頷く。なるほど、となるとアリエの両親もいるわけか。


「なあ、それってやっぱ両親とかいるんだよな?」


次の言葉はもう声も震えていた。


「いるに決まってるじゃない」


なにを言ってるんだというアリエの返答。


そうだ、出張だの単身赴任でない限り両親が一緒に決まってるじゃないか。なにを変な確認をしてるんだ。

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