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僕とカフェダムールの喫茶店生活  作者: 兵郎
十九章 三年生編
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五百五十一話 夕飯はバーベキュー④



「いやー、こんな大人数でバーベキューなんて初めてだぜ」


新井が肉を食べながら言った。


「駄目だよ一希くん、野菜もちゃんと食べなきゃ」


すももさんが彼の皿に野菜を乗せる。


「尻に敷かれてるねえ」


山崎がその光景を見て言った。


「またこのメンバーでやれたらいいんだけど」


飯山はそんなセンチメンタルな言葉を出した。


「なにを言ってるんだ、出来るに決まってるだろ」


りんごはありえないと口にした。


「だって、大学とか専門学校とか進学したら引っ越すやつもいるじゃん。そしたら離れ離れじゃん」


山崎が懸念を話した。そうだな、俺もいつかはそうなんじゃないかと思ってたんだよ。俺以外に同じこと考えるやつもいてもおかしくはねえか。


「それは正しい。けど最初の疑問に関しては間違いだよ。なにしろ今は夏休み、進学しようがしまいがそれくらいの時間はあるさ」


マイクがその心配はないと補足してくれた。


ふっ、俺も聞いていて顔がニヤけてしまった。


「臭いんだよお前…………」


そしてマイクの肩に手を置いて言葉にならない笑みを出した。


「そういう君は気持ち悪いよ」


マイクも笑みと共に返した。


「お前、いつもお気楽だけど今日からはそのお気楽に助けらそうだよ」


新井が反対側の肩に手を置いて笑った。

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