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僕とカフェダムールの喫茶店生活  作者: 兵郎
十九章 三年生編
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五百四十五話足を痛めたアリエ



「足ねえ、こう?」


「あだだだだ!なにすんのよ!」


アリエが悲鳴を上げた。みかんがアリエの足をぐいっと押したのだ。


「だから足が痺れたんでしょ」


みかんはなんとなしに答える。


「そうだけど足首も痺れてるんだけど」


「はいはい、足首ね」


アリエが注文を付けるとみかんはそこに手を伸ばした。ツボのようにぐいっとまた押す。


「あだだだだ!ちょっと痛いじゃない、加減とか出来ないの?」


またアリエは悲鳴を上げて抗議する。


「出来ないわよ、したら痺れ飛ばないし」


「うー、確かに痺れなくなったけどー」


みかんが言うがアリエは釈然としない。


「でも、これじゃあ遊べないね」


梨子ちゃんが残念そうに言った。


「はあ?なに言ってるのよ、まだ遊ぶわよ。時間だってあるんだから」


だがアリエは聞く気がない。


「えっと、太ももは大丈夫かな」


その間にみかんは別の箇所に手を伸ばす。


「あだだだだ!もういいわよそれは!十分楽になったわよ」


何度目かになる可愛くない悲鳴と共にアリエが言った。


「はーい」


「あなたこそなに言ってるのよ、そんな足でやれるわけないじゃない」


アリアさんはアリエに注意した。

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