五百三十九話 すももさんのレインボー水着
「みんなごめーん、待たせちゃったー!」
すももさんが腕を振りながら現れた。
その水着に俺たちはん?という顔になった。ワンピース型でレインボーの柄のそれはなんというか…………。
「あんた、急に老けたわね」
俺たちが言いづらい中アリエが言いやがった。
「老け?!………てないよ!まんま!いつものわたしそのまんまだよ!」
すももさんは断固抗議した。まだ大学生なのに急に老けたと言われては当然のことか。
「なに言ってんの、あんたのそれはあたしより大人のやつじゃない。老けるに決まってるじゃない」
「うぐうっ!」
だが容赦ない追撃には対応出来ず顔が歪んでしまう。
「あに言ってんだよ!これだからガキは、こういう大人っぽい格好がいいんだよ!ですよねすももさん!」
だが新井はその姿を気に入ってるようで褒めていく。
途中ガキと言われたアリエは頬を膨らませた。
「ええ、大人の色気があっていいわよ」
「ま、悪くはないわね」
清さんとアリアさんもその姿を褒める。どうやら大人の皆さん方には好評なようだ。
「ふふ、ありがとうみんな」
そんな風に言われてすももさんは頬を赤らめた。
「なんかあたしが悪いこと言った気がするわね」
気まずくなったのかアリエが言った。
「まあ、ありっちゃありだったてことかな」




