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五百三十八話
「馬鹿!こんなとこで言うんじゃないわよ………」
「わ、わりぃ」
顔を赤らめたアリエに言われてしまった。流石に襲いたくなるは言い過ぎか。
「おいおい、愛しの彼女のレアな姿に発情期ですかあ?」
「まったく、イチャつくなら二人だけの時にして欲しいね」
新井とマイクに茶化されてしまった。
「うるせえ、もう変なことは言わねえよ」
俺は顔をしかめた。
「つうかすももさん来ねえな、なにやってんだ」
「なるほどな、お前はお前で姉貴が気になると」
新井が気になってることを言うとりんごが勘づいた。
「べべべ別に気になってねえから!別にすももさんの水着とか気になってねえし!」
新井はテンパって誤魔化す。
「うわ、あからさまじゃん」
「返って図星じゃなーい」
飯山と山崎が加わってからかう。




