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僕とカフェダムールの喫茶店生活  作者: 兵郎
十九章 三年生編
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五百三十六話


俺はアリエとプライベートビーチに出てきた。


「お前、なんだってこんなとこに?」


少し歩いて俺は聞いた。


「笑わない?」


「笑うようなことかよ。まあ、お前が真面目な話すんなら俺は気にしないけどな」


アリエは慎重に言ってきた。


「せ、セックスの次の朝の海って憧れてたのよね」


少し顔を赤くするととんでもないことを言ってきた。


「な、お前っ、なんてもんに憧れてたんだよ!」


俺は思わず顔を真っ赤にして叫んだ。


「悪かったわね、とんでもないことで。みかんが見せてきた漫画にそういうのがあったのよ」


アリエはわけを説明した。


「あいつのせいか、なにやってんだよたく………」


妹のやらかしたとんでもない影響に俺は眉を潜めた。


「で、どうだったんだよその朝ってのは」


俺は気を取り直して聞いた。


「すごく、綺麗………ずっと見ていたい気分」


アリエがはにかみながら言った。


「綺麗、か。ま、言われてみればそんな感じだな」


いや、綺麗という言葉じゃ足らない気がする。なんだこの感じ、アリエの言うずっと見ていたいってことなのか?かなり不思議な感覚だ。

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