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五百三十五話 露出強めのアリエの夏服②
「いや、実際着てみないとそういうのわかんないんだよ。わりいな」
俺は理由を言って謝った。
「ならいいけど、そんなの気になるの」
自分はどうでもいいとアリエが言ってくる。
「ああ、俺の彼女だしな。外で変なのに狙われたら大変だ」
俺は露出を気にするわけを話した。言っててなんか恥ずかしいな。
「あんたねえ、なんでそういのサラっと言えるのよ」
アリエは顔を赤くした。
「まあ、あれだ。付き合って結構経つからなこれくらい言うよ、言う!」
やはり恥ずかしく変な返しになってしまった。
「分かったわよ」
アリエはクスリとした。
そして彼女はワンピースの中に白いフリルがボタンのところについたノースリーブのシャツを着た。
「どう?これなら大丈夫でしょ」
アリエは一回転してその姿を見せてくる。
「おふっ、似合い過ぎだろこれ」
俺はあまりの感動に思わず口を手で覆って背を向いた。
「馬鹿、言うんじゃないわよ」
そう言うアリエの顔は赤くなっていただろう。俺の顔も赤くなった。




