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五百十三話 アリエの別荘行き二年目②(忘れられたみりみ団)
「あたしのストーカーよ。いつもあたしにひっついてやかましいの」
アリエが雑な説明した。
「え、大丈夫なの?」
母さんが不安になった。
「んまあ、アリエちゃんのバイト先に出ることもありますがほどほどなんで………まあ、大丈夫かと………」
梨子ちゃんの説明は全くもって大丈夫じゃなさそうだ。
「ええ、本当に大丈夫なの?」
母さんの不安な声が木霊した。
「まあ、そういう認識だからあの三人は置いてきたて感じかな」
みかんが話を最初の方に戻した。
「そうなのか?」
言ってるのはアリエではないので本人に確認した。
「え、いやー。そ、そうよ!あの三人は大したことないから連れて来なかったの」
アリエは思い出したように言った。
「お前、本当に忘れてた感じだな」




