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僕とカフェダムールの喫茶店生活  作者: 兵郎
十九章 三年生編
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四百八十七話 かき氷と一護じいさん②



透明な容器の上でかき氷機を回し山のような形になったらミキサーで作ったイチゴジュースをかけその上にその上にそのままのイチゴを乗せる。


「はい、イチゴかき氷おまちどおさまです」


そして一護じいさんに差し出す。


「おお、これは美味そうなもんじゃのう」


じいさんはかき氷に関心しヨダレを垂らす。


「ヨダレ、出てます」


「おっと、いかんいかん」


俺に指摘されじいさんがそれを拭う。


「ところで聞いてくれよしょうねーん、あのりんごって子呼んだんだけど冷たいんだよー。チューくれチューくれ言うてもそこら辺のババアとしてろって言うんだよー」


じいさんはりんごに話しかけた際の不満を言ってくる。


「自分のおじいさんじゃあるまいしチューは流石にないですよ」


「ちみも冷たいのお、まるでこのかき氷みたいじゃ」


俺が笑って返すとじいさんは俺のことも冷たいと言ってきた。


「かき氷自体はともかく熱意はあるんで食ってくださいよ」


「うむ、ではもらうかの」


俺は冷たく流してさっさと食えと促した。じいさんはケーキと同じでイチゴの部分を避けて掬って口に入れていた。


「うむ、冷たい。じゃが美味い!やはりイチゴはいいのう」


じいさんは頷いて叫んだ。


「イチゴならなんでもいいんすね」


「いや、これは夏用でケーキは普段用じゃよ」


俺が言うとじいさんが説明した。

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