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僕とカフェダムールの喫茶店生活  作者: 兵郎
十九章 三年生編
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四百七十五話 梅雨時は常連達が集まる②


「あー、それじゃあそこの君、僕と愛の逃避行といかないかい?」


マイクは仕切り直して理沙さんに狙いを定めた。それでいいのか?誰でもいいのか?


「え、わたしぃ?わたしはぁ、まあフリーだけど………」


理沙さんは戸惑うが問題はなさそうだ。


「ちょっとなにやってるのよあんた!そいつクールに見えて押しに弱いんだからやめなさいよ!」


と、そこへ美希におかわりを持ってきたアリエが叫ぶ。


「ええ、そうなのかい?なら押してみようか」


「だからやめなさいって言ってるでしょ!」


「ごめんごめん冗談だよ」


するとマイクはむしろ乗り気になってしまう。それがアリエをまた怒らせてしまう。マイクは今度こそ諦めたが言葉の割に残念そうな目だった。


「あ、ありがとう星宝さん」


理沙さんは頬を染めてお礼を言った。


「気にしなくていいわよこれくらい。あなた達も、またこの子が絡まれてたら助けなさいよ、あたし今日忙しいから」


アリエは理沙さんに言うと後半は美佳ちゃんと美希ちゃんの言った。


「アリエたんて意外と優しいんだね」


美佳ちゃんが感心する。


「これくらい普通よ。はい美希、おかわり」


「ありがとう。星宝さんはそういうとこがいい子なんだよねー」


アリエは謙遜しつつ美希にコーヒーを渡す。美希は分かってる分かってるという感じでニヤニヤし出す。

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