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僕とカフェダムールの喫茶店生活  作者: 兵郎
十九章 三年生編
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四百七十三話



アリエも来て彼女にもりんご達のことを話した。


「ふーん、あのりんごがプリクラねぇ。似合わなっ」


すると彼女はプリクラの部分で思わず吹き出した。


「似合わなくはないだろう」


「似合わないわよ。だってあなたのことだから仏頂面で写真に映ってるんでしょ」


りんごがムッとするとアリエはさらにプリクラとりんごの印象を言う。


「失礼なやつだな、これを見ろ」


りんごがプリクラで撮った写真を見せる。そこにはシャロン達に混じってピースサインを取っているりんごがいた。


「へぇ?」


「ふっ」


アリエは思わず素っ頓狂な声を上げた。俺も思わず息が漏れた。


「ぷっ、くくく、似合わなー」


最も笑ったのは俺でもアリエでもない、すももさんだ。口に手を当て馬鹿にするよう笑ったのだ。


「なんで姉貴まで言うんだよ!笑うことないだろ!」


りんごは悲しみを含む怒ったような声を出す。


「だってぇ、こんなのほんとありえないよー。あっはっはっは!」


すももさんは糸が切れたように派手に笑った。りんごはもうなにも言わない、だが不機嫌な顔のままだ。


「流石に笑い過ぎじゃね?」


「あたしでも引くわよ」


俺とアリエは言った。

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