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僕とカフェダムールの喫茶店生活  作者: 兵郎
十九章 三年生編
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四百七十一話



「で、他にはなにやったんだ?」


「クレーンゲームです!リンゴはクレーンゲームが得意で色々取ってくれたんです!」


俺が聞くとシャロンは元気よく答えた。


「すげえな、得意なのはデジタルのやつだけじゃないのか」


「りんごはねえ、昔からありとあらゆるゲームが得意なんだよー。そりゃあクレーンゲームなんて余裕だよー」


俺が関心するとすももさんが自慢した。


「やめろよ姉貴ー、恥ずかしいだろ」


「やだなぁ、自慢の妹だよー?ここで言わなきゃお姉ちゃん失格だよー」


りんごが嫌がるとすももさんが胸を張った。


「あんたのお姉さんて、変わってるわね………」


「だから嫌いだったんだよ」


飯山がすももさんの印象を言うとりんごが過去に姉に抱いていた感情を思い出した。


「嫌いだったって、今はどうなのよ?」


「最近は少しなら悪くないって思ってる、でも次こういうことしてきたら潰すから」


飯山が確認するとりんごは躊躇なく言った。


「こわ………」


思わず飯山が呟いた。


「ひどい!せっかくのお姉ちゃんアピールを無下にする気?!」


「そういうのがうっとうしいつってんだけど」


すももさんが涙目になるがりんごは冷徹なままだ。


「びえーん、りんごがいじめるー」


「はいはい、スモモはいいお姉さんですよー」


すももさんはテーブルに突っ伏するとシャロンに慰められていた。

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