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僕とカフェダムールの喫茶店生活  作者: 兵郎
十九章 三年生編
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四百六十四話 プリクラ



「あー、楽しかったー」


「さあ、帰るか」


「こういうのも悪くないんじゃない」


りんご達はゲームセンターの出口に気持ち良く向かう。


「あー!!!」


そこで晴海が大声を上げ三人が彼女に注目する。


「どうした、急に大声上げて」


「プリクラよプリクラ!肝心のプリクラ撮ってないじゃん!」


「あ、やば………」


「ああ、すっかり忘れてました」


りんごに言われ晴海は理由を叫ぶ。海女吏とシャロンは言われたことを思い出す。


「そうだな、記念にやっていくか」


りんごも頷きみんなでプリクラに向かう。


中に入り撮影されると晴海がピースサインを、りんごが手の平を上に、シャロンが片手に本を持ったポーズを取った。


字を書けるようになるとシャロンが祝えと入れた。


「馬鹿!なにこんなところでウォズってる!女子高生はそんなプリクラ撮らないぞ!」


「えー、だめですかー」


りんごが止めるとシャロンは口を尖らす。


「ウォズってさっきのゲームのキャラ?」


「シャロンて実はかなりの特撮オタクだったんだ」


晴海と海女吏が言った。


「ここは王道に友達いっぱい、だな」


「それじゃあつまんないなぁ。ここはこうして、と」


りんごが書き直すと晴海はイエーイという文字を斜め線を横に置いて書く。


「ならあたしはこうかな」


海女吏はギザギザした吹き出しとその中にババーン!という文字を入れた。


「なにそれぇ、爆発してんのぉ?!」


晴海は思わず吹き出す。


「芸術は爆発って言うじゃん?」


「やっぱりわたしも祝え入れさせてください!」


「おい、まあいいか」


シャロンは抑えきれなくなりペンを取る。りんごはまた彼女を止めようとしたが今度はやめた。

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