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四百五十一話 りんごの新しいパジャマ
すると黒いTシャツにピンクの英語で言葉が書かれたものと白いショートパンツのセットを見つけた。
「まあ、悪くはないな」
りんごは頷く。
「へえ、りんごにしてはセンスあるじゃん。試着してみたらー?」
「はあ?なんでわざわざ」
晴海がまたからかうとりんごは不機嫌になる。りんごは面倒なことが嫌いな性格だ。
「いいから着てみなよー」
「それにサイズが合わなかったらやばいんじゃないの?」
海女吏も後押ししりんごはそれを持って試着室でそれを着る。
「どうだ?」
りんごは不安そうに着替えた姿を見せる。
「可愛いですー!」
「きゃー!似合うー!」
「へえ、あんたもやるじゃん」
シャロンと晴海が歓声を上げ海女吏がクールに誉める。
「別に人に見せる用じゃないんだけどな」
りんごは恥ずかしくなり頭の裏をかく。




