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僕とカフェダムールの喫茶店生活  作者: 兵郎
十九章 三年生編
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四百三十三話 御幸白百合公園での昼食



「お茶も終わりましたしみなさん、お昼にしましょうか」


清さんのお祖母さんが鼓を開けると中からお萩や饅頭、大福が出てきた。


「え、食べていいんですか?」


「ええ、たんとお食べなさい」


俺の問いにお祖母さんが答える。


「いいの?!やったー!」


みかんがいきなり出て騒いだ。


「お前どっから湧いて出た!さっきまで遠くにいたろ」


その速さに俺は思わず声を出した。だがみかんはあっけからんと答えた。


「いいじゃーん、だって食べていいって言うしー」


「ねえ、葉月の弁当はいいの?」


アリエが気を効かせてくれた。俺はバッグの中の荷物を取り出す。


「そうだな、一緒に食べるか」


袋の紐を緩めおにぎりを取り出す。


「あらあら、おにぎりなんて日本人らしいわね。葉月くんが作ったの?」


清さんがおにぎりを見て言う。


「まあ、買うより安いですから」


「立派ねえ、一人暮らしだと料理も得意なのかしら」


「うむ、最近の男児は料理も自らするのか」

「偉いですわ」


「ど、どうも」


清さんだけでなく茶会の客人にまめ褒められ俺は恐縮してしまう。

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