表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
僕とカフェダムールの喫茶店生活  作者: 兵郎
十九章 三年生編
433/594

四百三十二話初めての茶会



清さんのお手本の後で俺たちはやることになる。お祖母さんが立てたお茶をゆっくり持つ。


「い、いただきます」


そう言う俺の声は震えていた。そして縁を口に触れる。え、どこまで飲んでいいんだっけ。ゴクッゴク、のどだけが動く。


「け、結構なお手前です」


茶碗を差し出す。これで、合ってるのか?


「あらまあ緊張しちゃって、気楽でいいのよ」


清さんが朗らかに笑う。く、なんな悔しい。


アリエの番になり彼女がお茶を受け取る。


「いただきます」


彼女は慣れた様子でお茶を飲んでいく。


「結構なお手前で」


終わり文言や茶碗の差し出し方も小慣れていた。


「あら上手ね」


お祖母さんが彼女を褒める。


「お前、慣れてるな。昔やってたから覚えてるのか?」


俺は関心を口にした。


「そうみたいね、自分ではやってたこと忘れてるけど」


アリエは自分でも分からないと言った。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ