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僕とカフェダムールの喫茶店生活  作者: 兵郎
十九章 三年生編
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四百二十九話 葉月とアリエよりも前の運命②



「あらこの子、ちょっと大丈夫かしら」


清さんのお祖母さんが困惑する。


「大丈夫よ。この子アリエちゃんのことがとても好きなだけだから」


清さんが説明してくれる。


「いや、あんたのせいでしょ!あんたが俺より前にアリエと運命で結ばれてるから困ってんだよ!」


「ごめんなさい、やっぱり言ってること分からないわ」


俺が清さんの肩を揺すると清さんにも困惑された。


「なに言ってるの葉月、こいつは基本すもも以外興味ないわよ」


だがアリエの言葉だはっとした。


「あ、そっか。じゃあいいや」


急に冷静になってきた。


「えっと、わたしに嫉妬してたのかしら?大丈夫よ、アリエちゃんは葉月くんのこと大好きだもの」


清さんがようやく俺の感情を察する。


「な、なに言ってるの!?あたしがこいつを大好きなんて、ほんとだからって言うんじゃないわよ!」


アリエが顔を赤くして叫ぶ。うん、俺も恥ずかしいわ。


「ごめんなさい、でも葉月くん困ってたみたいだから言っちゃったわ」


清さんが朗らかに謝る。

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