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僕とカフェダムールの喫茶店生活  作者: 兵郎
十九章 三年生編
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四百二十八話 葉月とアリエよりも前の運命



「なんかあの人苦手」


苦手とは清さんのお祖母さんのことか。


「苦手って初対面だろ」


「わかんないわよ、でもなんか苦手な気がする」


「あら人見知り?その歳で情けないわね」


みかんが嘲笑う。その歳でブラコンが抜けない子が言ってはいけない。


「アリエちゃんて星宝アリエちゃんかしら」


清さんのお祖母さんが言う。


「なんであたしの名前知ってるの?」


アリエが言う。そうだ、清さんは下の名前しか言っていない。なのにこの人は苗字まで当てて見せたのだ。


「そっか、アリエちゃんがわたしのお茶会に来たのは小さい頃だったわね。忘れててもおかしくないわ」


「お前、知り合いだったのか」


「あら、わたしも忘れていたわ」


俺が驚きの声を出すと清さんがさらに驚きのネタが飛ばしてきた。


「なにそれ、幼少期からの運命てやつ?多分それって俺と会う前の話だよな。てことは俺なんかより強い運命で結ばれてるてことじゃねえか!どうすんだよ俺!」


俺はとんでもない事実に発狂した。

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