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僕とカフェダムールの喫茶店生活  作者: 兵郎
十九章 三年生編
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四百二十一話 三年目のゴールデンウィーク④



「ちょっとー!置いてかないでよー」


みかんが文句を言いながら追ってくる。


うぜえ、ほんとうぜえ。普段妹のことはあまりそう思わないが今回ばかりはそう感じた。今日はせっかくのお出掛けなんだ、邪魔をするな。


「ちっ」


アリエも同じ思いなのか舌打ちをした。


「無視しないで!」


みかんは俺とアリエの間に割って来た。


「はあ………」


俺はあまりの苛立ちにため息が出た。


「なによ、さっきから我儘に無理ばっか。邪魔するなら帰りなさいよ」


アリエもムッとして言う。


「なによ、あたしが我儘だって言うの?」


「俺は二人きりで行くつもりだったのに泣き落としでついて行こうとするとか我儘だろ」


俺はみかんに言い返した。


「前に一緒に山に行きたかったってのは無理ね」


アリエが補足する。


「分かったわよ、大人しくすればいいんでしょ」


みかんは不承不承言うことを聞く。


「それでいい」

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