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僕とカフェダムールの喫茶店生活  作者: 兵郎
十九章 三年生編
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四百十七話 三年目のゴールデンウィーク前④



「はっ…………」


だが俺は言葉ではなく息で答えた。十数年妹と連れ添って言えることがある、こういう場合まともに相手する方がおかしいとな。


「なにそれ、馬鹿にしてんの?」


みかんが不機嫌になる。だが構いやしない、挑発に乗る方が面倒になりそうだからだ。


「別に?相変わらずみかんさんはお洒落にこだわりますねって意味だよ」


俺は若干皮肉混じりで言った。下手に言わなければいいがどうもそう言ってしまう。


「やっぱり馬鹿にしてるー」


みかんが口を尖らせた。



★★★★★★★★★★★



ピクニック当日、家を出るとなぜかみかんがついてきた。


「なんでお前が来んだよ」


「いいでしょ別に」


「いや、これデートだから。お前は呼んでない」


「えー、でも面白そうじゃーん」


みかんが馬鹿にしてくる。だめだ、乗ってはいけない。口の端がヒクついてる気がするが乗るな。


「お前なあ、これは俺とあいつの二人きりのイベントなんだぞ?それにお前が来たら台無しじゃないか、分かるか?」


俺は優しく諭した。

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