表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
僕とカフェダムールの喫茶店生活  作者: 兵郎
十九章 三年生編
416/594

四百十五話 三年目のゴールデンウィーク前②



「とりあえず休みの日と言えば…………ピクニックじゃね?」


俺は少し思案して言った。すると場の空気が凍った気がする。


「あ?俺変なこと言った?」


思わず戸惑いが言葉に出た。


「いや、もう少し雰囲気あるとこない?」


「そうだぞ。デートでピクニックってお前、家族の休日だろ」


「どうせなら遊園地とかに行きましょうよ」


口々に批判されてしまった。


「いいよもう、どうせ俺はデートの場所もまともに選べないしょーもない男だから………」


俺はあまりの批判ように頭を抱えてしまった。俺は悲しい。


「はあー…………別にいいわよピクニックでも」


当のアリエが許しをくれた。


「しゃー!ありがとう!なんか報われたー!嬉しい!」


俺は喜びのあまり天高くガッツポーズを取った。


「うわ、ちょろい」


「男ってなんでこうなんだろうな………」


すももさんの呆れとりんごの嘆きが聞こえるが気にしない。


「主、本当にいいんですか?」


シャロンが不安になってアリエに聞く。


「いいわよ、こいつの選んだとこなんだし」


俺は涙が出そうになった。俺の彼女、本当優しい。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ