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四百四話
「嫌いでもなければ好きでもない友達、ちょっと気になるのよ」
「表面上でも友達は友達だよ」
二人はアリエの友人への興味を話す。
「はあ…………、またこうなるのね」
アリエはため息をついた。
そして三人はスターにやってきた。
「おかえりなさいませお嬢様、ってみんな!どうした、の揃って来るなんて」
出迎えた梨子はその面子に驚く。
「また昨日のお友達に呼ばれたらしいのよ」
みかんが経緯を説明する。
「うわぁ、それは大変ね………」
梨子は辟易する。
「アリエの友達は変わった子なのかしら?」
「変わってるっていうか………ちょーっとエキセントリックな感じかなー」
夕に聞かれ梨子は迷うように言った。
「なーんか、意味深ね」
「ただ馴れ馴れしいだけよ」
みかんが深読みするとアリエが補足する。




