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四百二話
「そうなの、変わったお友達もいるんだね」
庵々にて夕はアリエから彼女の友人や昨日スターに呼ばれた話を聞いていた。
「変わったなんてレベルじゃないわよ、ほんとめんどくさいやつらなの」
アリエは絡み酒のように言う。
「女子校なんてもっと大人しい子ばかりと思っていたこどむしろ逆なのね」
みかんが落胆する。
「そういうことよ」
そうこうしているとアリエのスマートフォンが鳴る。
「誰から?」
みかんがそれを覗き込む。
「またなの!」
アリエは叫ぶ。
「またってスターに来いってこと?」
夕は先ほどアリエが話したことからメッセージの内容を察する。
「無視よ無視、あんなやつら友達だけど額面上よ。一々行くことないわ」
アリエはスマートフォンを仕舞って言う。




