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三百八十一話 というわけであなた達はあたしの友達よ③
「うえ………」
「む……」
今度は美希と理沙が言葉を失う番だ。
「だって星宝さんは星宝さんて感じだし………」
「意味わかんないわよ」
美希の説明にアリエは困惑する。
「ええ、初めて会った時からいかにも外国の人って感じで人を寄せつけないオーラもあったわ……………」
理沙が別の説明をする。
「その割に普通に話しかけてるけど?」
「今ではね 、でも昔は話しかけづらかったのよね………」
「二人一緒でやっと話しかけられたよねー」
「ええ、一人では緊張して無理だったわ………」
二人は当時を思い出す。
★★★★★★★★
三人の出会い、それは初等部の頃からである。理沙と美希は幼稚園からの幼馴染で初等部でも同じクラスになった。そこにアリエがいたのだ。




