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三百八十話 というわけであなた達はあたしの友達よ②
「アリエたんがあたし達の友達とか当たり前じゃん」
「ええ、認めるまでもないってやつ?」
美佳と美希がアリエがわざわざ友達だと言う必要はないと主張する。
「それともなにかしら、星宝さんとしてはまだわたし達を友達と思ってなかったとでも言いたいみたいね?」
「う………そ、そんなことないわよ!」
理沙に図星に突かれアリエは言葉を失うがすぐに否定する。
「えー、それはあたしショックだなぁ」
「別にあんたがショック受けても構わないわよ」
「うえー、ショックー。あわショックー」
美佳が言うとアリエがピシャリと言う。
「変な悲鳴上げないでよ気持ち悪い」
アリエは美佳に辟易した。
「でもま、付き合いの長いあたし達までそう思われてたのはちょっと傷ついたかな」
「そう言う割には星宝さんて呼んでないかしら」
美希が続けるとアリエが反論する。




