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三百七十一話 アリエのメイド姿を見に来た②
自動ドアが開き近くにいたアリエと梨子が出迎える。
『いらっしゃいませお嬢様ー』
「やっほー、アリエたん」
「遊びに来たよー」
「いい店じゃない」
美佳、美希、梨紗の三人が現れる。
「げえっ、なんであなた達が…………」
アリエが三人の登場に驚く。
「知り合い?アリエちゃんと同じ学校の制服だけど?」
梨子がアリエに問う。
「クラスメイト」
アリエはゆっくりと嫌悪して言った。
「あー、さっき言ってたやつが本当になっちゃったんだ」
梨子が頭を抱えた。
「それよりも中、案内してよ」
「星宝さんのご奉仕、見てみたいなぁ」
美佳と美希が急かす。
「お嬢様、お席へご案内しまーす」
梨子はアリエを庇うように乗り出た。




