三百六十七話 アリエのメイド姿が見たい?なら行こうよ
美佳は理沙と美希に言う。
「ねえ、アリエたんのメイド姿生で見に行かない?」
「別にいいわよ、わざわざそんな真似しないわ」
だが理沙は興味がない。
「えー、あたしは興味あるなー」
美希は反対に乗っかる。
「興味ってあんた前に一回見たじゃない」
「もう一回見たいの!久しぶりに写真見てまた見たくなったんだもん!」
美希は強く主張する。
「確かに言われて見ればそんな気がしてきたわね」
理沙も目を細め考え込む。
「よし、じゃあ頼んで来よう!」
美佳が声を上げてアリエの元に向かおうとする。
「ちょっと待ちなさい」
「へ?」
理沙は美佳の肩をガシッと掴んで止める。
「どうせ頼んでも断られる決まってるわ。彼女はメイド服なんて着てくれないわよ」
「あ、そっか」
「でも、お店に行けば頼まなくてもメイド姿の星宝さんが拝めるんじゃない?」
美希が指摘する。
「その手があったわ!やるじゃない美希!」
「へへー」
理沙が美希に歓声を上げる。
「確かメイド喫茶スターてとこだったよね」
美佳はスマートフォンで場所を検索する。




