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僕とカフェダムールの喫茶店生活  作者: 兵郎
十九章 三年生編
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三百四十四話 アリエが一緒のカフェダムールのまかない②


「今日はカレーなのね」


アリエが今日のまかないを見る。


「ああ、ここのカレーは美味いからな」


「おや、あんた今日初めて笑ったね」


絹江さんが俺に言う。


「どういう意味です?」


「やっぱりあんた、その子のこと好きなんだねえ」


「やめてくださいよ、恥ずかしい」


しみじみと言われると照れてしまう。


「あんた、そんなにあたしが大事なの?」


アリエも照れ臭そうに言う。


「大事じゃなかったらこんな顔してねえよ」


俺はむずがゆくなった。


「ばっかじゃないの、聞いてないわよそんなの」


アリエは顔を赤くした。


「ふん、お前が聞いたんだろ」


俺も顔を赤くして鼻を鳴らした。


今日のカレーはいつもより甘酸っぱかった。

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