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僕とカフェダムールの喫茶店生活  作者: 兵郎
十九章 三年生編
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三百三十二話 みかん達のいる学校の昼休み④



俺たちは夕さんのマットに座り弁当を広げる。8人いるはずなのに座れるとは夕さんはどんなことを予想していたんだ。


「お、今日はコンビニ弁当じゃないんだな」


「ああ、君にしては偉く豪華だね」


新井とマイクが俺の弁当を見た。新井の言葉はなんとも思わないがマイクの言葉はなんかイラつく。


「るせー、悪かったな手抜きな弁当で」


「あたしが作ったんだよ。どうでしょう?一味違う味になったんじゃない?」


みかんが得意気に言う。


「食ってみねえとわかんねえよ」


「じゃあ一口」


俺ではなくなぜか山崎の箸が俺の卵焼きに伸びた。


「おい」


俺が眉を潜めるのを他所に山崎が口に卵焼きを入れる。


「美味しいー!」


山崎がハートマークになりそうなほど目をとろめかせた。


「じゃああたしも………美味しい、いけるじゃん!」


今度は梨子ちゃんが卵焼きを取っていく。


お前もか………俺は頭が痛くなった。まあ美味いって言うならいいんだけどさ。


「でっしょー、あれには結構自信あるのよねー」


二人に褒められみかんがまた得意気になる。

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